ファーエンドテクノロジー株式会社は、2014年5月23日(金)に3Dプリンターセミナー「個人で持てる作れる オープンソース3Dプリンター」を開催します。
本セミナーでは、石倉淳一氏(MINIMAL ENGINEERING代表)を招き、設計など全データがインターネットで公開されているオープンソース3Dプリンター「atom 3D Printer」の紹介と、実機を使った造形プロセスのデモンストレーションを行います。また、オープンソース、オープンデザイン、そして家庭用3Dプリンターがもたらす「ものづくり」の新しい文化についてお話しします。
ぜひご来場いただきますようご案内申し上げます。
近年「3Dプリンター」がメディアを賑わせ、家電量販店にも並ぶなど、一大ブームとなっています。「個人でなんでも作れる魔法の箱だ」「3Dプリンターで産業革命だ」などなどうたわれていたりもしますが、それは少し違っています。
第1部では、家庭用3Dプリンターは「ものづくり」に対する私達の姿勢を変える、その一翼を担うものであるというお話と、オープンソースの家庭用小型デスクトップ3Dプリンター「atom 3D Printer」の紹介を行います。「atom 3D Printer」は日本人が開発したオープンソース3Dプリンターで、すべてのデータがインターネットで公開されています。セミナーでは設計がオープンであることの価値も併せてお話しします。また、3Dデータの準備など一連の造形プロセスのデモンストレーションを実機を使って行います。
第2部では、3Dプリンターをはじめとしたデジタル工作機械を使った、パーソナルファブリケーション(Fab; 個人のものづくり)についてお話します。デジタル工作機械を使ってあらゆるものを自分(達)でつくるという思想は、「オープンソース」「オープンデザイン」の潮流とも深く関わっています。そのようなFabの思想は、特有の文脈や状況をもつ地方、固有のニーズや個別の問題を抱える地域にとって特に必要かつ重要であるという考察をお伝えします。