プロジェクト管理ツール「RedMica」バージョン 2.3.0をリリース Redmine互換のオープンソースソフトウェア

ファーエンドテクノロジー株式会社は、2023年5月19日(日本時間)、Redmine互換のプロジェクト管理ソフトウェア「RedMica 2.3.0」をリリースしました。

ダウンロード : https://github.com/redmica/redmica/ (GitHub)

RedMica 2.3.0

RedMicaはファーエンドテクノロジーが開発するRedmine互換のオープンソースソフトウェアです。6ヶ月ごとにリリースし、Redmineの次期バージョンの新機能を先行して利用できるのが特徴です。

RedMica 2.3.0では、2022年11月のRedMica 2.2リリース以降にRedmine公式サイトでコミットされた新機能(未リリースのバージョンRedmine 5.1における開発済の新機能)を先行して利用できます。

RedMica 2.3.0の主な新機能

RedMica 2.3.0では、2.2系と比べてフィルタ機能が強化されているのが特徴です。

チケットの履歴を参照する「現在/過去の値」「一度もない」「過去の値」フィルタ演算子

チケットの履歴を参照する「現在/過去の値」「一度もない」「過去の値」フィルタ演算子
「過去の値」は過去にフィールドの値が指定した値から別の値に変更されたことがあるものを抽出

チケット内の複数のテキスト形式フィールドをまとめて検索できる「全検索対象テキスト」フィルタ

チケット内の複数のテキスト形式フィールドをまとめて検索できる「全検索対象テキスト」フィルタ
抽出されるチケットは検索ボックスでの検索結果と同じだが、ほかのフィルタと組み合わせることができる

チケットのテキストをOR検索できる「いずれかを含む」フィルタ演算子

チケットのテキストをOR検索できる「いずれかを含む」フィルタ演算子
フィルタで指定したフィールドにいずれかのキーワードが含まれるチケットを抽出

トラッカーごとにチケットの「優先度」の無効化

トラッカーごとにチケットの「優先度」の無効化
標準フィールドの「優先度」を非表示にできる

その他の新機能

RedMicaとは(今日使える明日のRedmine)

RedMicaはファーエンドテクノロジー版のRedmineです。ファーエンドテクノロジーが提供するRedmineのクラウドサービス「My Redmine」のお客様に、Redmineの新機能をより早く提供するために開発しました。

RedMicaの特徴

RedMicaのご利用方法

RedMicaを利用するには、オンプレスまたはクラウドサービスを利用する方法があります。

オンプレミス

ソースコードをダウンロードしてセットアップする方法やDockerイメージを利用して、構築できます。
RedMica公式サイト: https://www.redmica.jp/

クラウドサービス

RedMicaの開発者であるファーエンドテクノロジーが運営するクラウドサービス「My Redmine」でRedMicaが利用できます。My RedmineにおけるRedMica 2.3.0へのバージョンアップは2023年6月より順次行います。

My Redmine スタンダードプラン(ユーザー数1000、ストレージ容量200GB、月額8000円(税込8800円))

Redmineとファーエンドテクノロジーとの関わり

ファーエンドテクノロジーでは、オープンソースのプロジェクト管理ソフトウェア「Redmine」の開発と普及に、会社設立以来10年以上協力しています。すべてのRedmine利用者や弊社のクラウドサービスMy Redmineをご利用頂いているお客様に、より便利に使って頂けるようオープンソースのRedmineの開発に貢献してきました。

代表取締役の前田はRedmineの開発メンバー(コミッター)としても活動しています。多くの企業、組織、チームにRedmineを利用して頂けるようクラウドサービスとして「My Redmine」の提供を2008年から行っています。

Redmineとファーエンドテクノロジーとの関わり