実は名刺や一部のノベルティグッズのデザインを担当している前田です。一昨日も昨日もグッズの原稿を業者さんに入稿しました。なお、中学生の頃の美術の成績は低空飛行を維持していました。
今回は、デザイナーではない私が制作時に気をつけていることをいくつか紹介します。
当然ですが、自分で作るよりもデザイナーさんにお願いした方が良いものが出来上がります。ロゴを作ったりイラストを描いたりは自分ではできませんし、デザインの引き出しの違いは圧倒的です。ですので、多くはデザイナーさんにやってもらっています。
それでも自分で制作する主な理由は制作にかける時間・期間を抑えるためです。狙い通りのものを作ってもらうためには、フィードバックを行って直してもらうということを何回も繰り返す必要があり、かなりの時間がかかります。社内にデザイナーがいればやりとりも簡単ですが、社外の方が相手だとそうもいきません。そこで、最近は簡単なものであれば自分で作っています。途中までデザイナーさんに作ってもらって最後の細かな調整だけを自分でやることもあります。
グッズや名刺の場合は文字と既存のロゴをレイアウトするだけのことが多いので、素人でもなんとかなります。
配置する文字やロゴの位置やサイズについて、揃えられるものは揃えます。物の位置が微妙にずれていたり意味もなく微妙にサイズが違っていたりして落ち着かない感じになるのを防ぎます。
定規(2013年制作)の揃えの基準線
センタリングは、多用すると各オブジェクトの両端の位置が揃わずきれいに見せるのが私にとっては難しいので、なるべく使わないようにしています。
同じ種類の情報は近くにまとめて配置することで読みやすく理解しやすいデザインとすることを目指しています。
以下は当社の名刺のサンプルです。名刺に記載されている情報を個人、会社、連絡先に分類して、それぞれ左半分、右上、右下に配置されています。氏名の上下に大きく余白を確保してさらに左側にコーポレートカラーの青色(DIC-221)の帯を置くことで、氏名が目立つことを狙っています。
文字やロゴがなぜその大きさなのか、なぜその場所なのか、その色を選択した根拠はなにか、他人に意図を説明できるようにしておくことを心がけています。これらを意識することでレイアウトに必然性が生まれ、分かりやすく整ったものを作るのに役立つと考えています。
2009年に作った付箋では、ロゴの大きさや印刷の色などの仕様を細かくデザイナーさんに伝えた上で制作してもらいました。
ロゴなどを印刷している領域の高さを7mmに抑えて筆記領域をなるべく広く確保しました。7mmという数字は、私の感覚で筆記領域が窮屈と感じないぎりぎりの大きさということで決定しました。
また、印刷はK100%の黒はなくK60%とし、ペンで書いた文字がロゴにかかても字が読めることとロゴが目立ちすぎて書いた内容よりも先に目が行くことがないように配慮しています。
2003年からデザインを変更した名刺におけるレイアウトの根拠の一例です。
ちょっとしたコツを押さえることで、デザイナーさんには到底及ばないものの、それなりに整ったデザインを作ることができます。このコツは一般の資料作成などにも応用できます。
ただ、「それなりに整った」を超えられないことが私の限界でもあります。強い印象を与えたり感動させたりするためにはデザイナーさんの力が必要だと痛感しています。
最後に、レイアウトやデザインを学ぶために役立った本を紹介します。
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