写真など出てきましたので、思いふけてみました

こんにちは、岩石です。冬は寒くて苦手です。春が待ち遠しいです。

先日家で片付けなどをしていたら、昔作ったポストカードや大量の撮影済みフィルムが出てきたので、今回はカメラの話を書きます。


カメラとの出会い

父親がカメラ好きで、ミノルタのカメラを好んで使っていました。私もその影響や機械としてのカメラが面白かったことから、親子でカメラの話をするようになり、中学生の時に父がミノルタの X-700 というモデルに買い換えた時は一緒に店に買いに行きました。カメラが自動的に露出を測ってくれる事に驚いたものです。

父の仕事が忙しくなりカメラに触れる機会が減ったため、カメラは ほぼ 私の物になりました。しかしながら「カメラを保有する」・「写真を撮る」以上の思いはあまりなく、撮影した写真がなぜそのように写るかなど気にすることはありませんでした。

やがて私も受験やその他の趣味に向かっていったことから、カメラに触れる機会は減っていきました。

最も夢中になった頃

再びカメラに興味を持ったのは社会に出て最初の職場の時です。同僚に数名撮影が趣味の者がおり、その影響からか再びカメラを持つことになりました。おそらく1995年です。

まだフィルムの時代ですが、既にオートフォーカス(ピント合わせが自動)の時代となっており、キヤノンとニコンが多くのシェアを独占している状況でした。私はフォーカススピードなどを重要視してキヤノンの EOS5 QD という機種を買いました。

このカメラにはとても学ばせていただきました。
フィルムの選び方、露出、絞りとスピード、構図、ボケなどなど…
出張時だけでなくいつでも持ち歩いて、撮影のポイントを探していました。
今回出てきたフィルムやポストカードはその当時に撮影した物です。見ていただくとおわかりの通り、風景などばかりで人や静物は練習や試験撮影以外は撮りませんでした。
主にリバーサルというフィルム(現像後、フィルムに色が付いているものです。ポジフィルムとも呼ばれます。通常のネガフィルムは色が反転しているのでネガと言います。)を使って印刷はせず、フィルムで鑑賞していました。


独身でしたので、レンズや三脚など機器もできるだけ良い物を買い込んでいました。
EOS5 QDの他には一部で人気のあった、 CONTAX TVS2RICOH GR1 など所有してました。
嗚呼、独身貴族(笑

フィルムカメラの最大の良い点は、当たり前の話ですが、フィルムに撮影できるということです。
フィルムでも、特に上に書いたリバーサルフィルムというのはフィルムのメーカーや種類それぞれに特徴があり、 人の肌が綺麗に写るフィルム空の青が綺麗なフィルム赤色が個性的なフィルム など個性を活かした色合いの写真作りができました。
また、 一番黒い黒は真っ黒に、一番白い白は真っ白にする暗い部屋の中に写る影を表現する など表現に富んだ写真作りが可能でした。

腕は全く上達しませんでしたが、いくつか選別してポストカードを作成し、発表の場として知り合いなどに配っていたりしました。頑張ってましたね。今では考えられないです(時間的にも、金銭的にも)。



1997年当時に作成したカレンダーのポストカード

最初のデジカメ

今はフィルムを使う方は僅かですよね。ほとんどの方がデジカメだと思います。

初めてデジカメを手にしたのは1998年のこと。まだメインはフィルムでした。サブカメラとして試写などを目的に、出来るだけ良い物を買おうと思い、ニコンのCOOLPIX900という機種を購入しました。初めてのニコンで、それも楽しみでした。ニコンのサイトの旧機種一覧には載ってませんが、インプレスさんのサイトに記事が残ってます。
ニッコールレンズ搭載の高級デジタルカメラ

出てすぐに秋葉原で足を使って値切って買いましたが、メーカー希望小売価格が10万円を超えており、PC接続キットも買ったので秋葉原価格でも10万円程度したはずです。
高級デジカメという触れ込みでしたが…起動に10秒近く、ピント合わせ遅い、ピントも合いにくい、画素数は最近の機種の1/10以下。これでも 高級 なスペックでした。
フィルムカメラの性能と比べるまでも無く、同じように使う訳にはいきませんでした。性能低いのに価格は高いんです。
デジカメのファームウェア(機器を動作させるための内蔵ソフトウェア)の更新をするときは、メーカーに送らなければならないなど、今では考えられない仕様でした。

フィルムの方が性能的に優れていたのですが、デジカメにも良い点があり、

などあり、特に加工についてはフィルムでは素人にはほぼ不可能な作業でしたから、撮った写真を自分で加工できるというのは画期的でした。

そしてデジタル一眼レフ

その後しばらく 本気撮り から遠ざかりますが、転職先でも同僚内でカメラの話題が出るようになり、また始めることになりました。2006年のことでしたが、一眼レフもデジカメの時代となりレンズ互換性の都合でキヤノンの EOS30D という機種を買いました。

買ってすぐ試し撮りをしましたが、構図やチャンスを狙い、レリーズボタンを半押しで留め、なかなか撮影しない撮り方を、デジカメから一眼レフカメラを始めた同僚などに笑われてしまいました。フィルムカメラの様に1ショットそのものがコストに反映するわけでは無いので、デジカメではどんどん撮影してチャンスを逃さない様にした方が良いのですよね。
撮影のスタイルまで変わったのだなと驚いたのをよく覚えてます。

最初のデジカメから10年経って無いのですが、性能は素晴らしく進歩しました。フィルムカメラと同じように撮ることができます。自宅でプリンターを使用して写真印刷するのは当たり前の時代になり、ショップでプリントする場合でもフィルムの印刷と変わらない金額でした。コストを考えると、フィルム代と現像代が余分にかかり、フィルムである必要が無ければフィルムカメラを選択する理由が無くなってしまいました。

一億総カメラマン時代  …と言うそうです

最初のCOOLPIX900の後、コンパクトデジカメを数台使い変え、今は2台のコンパクトデジカメを使い分けてます。

デジカメを使い始めて16,7年ですが、驚くほど性能が良くなり、コストも下がりました。値段は10分の1程度ですが、性能はすべての内容において進化しました。現在デジカメの進歩は撮影のための技術よりも多機能・高機能に進んでいるようです。写真撮影に関する技術はほぼ成熟してしまったのでしょうね。

そして、フィルムカメラに置き換わって現在カメラと言えばデジタルカメラの事を指すようになりました。パソコンなどで簡単に写真を管理できますし、いつでも昔の写真を見ることができます。先に挙げたようにいろいろな面で使いやすいものになりました。

また一眼レフについては、最近は一昨年購入した EOS6D ばかり使ってます。同じレンズを使用しても、EOS30Dはイメージセンサーの大きさが違いから焦点距離が1.6倍になりますので、テレコンバーターを内蔵しているという様に理解して、望遠専用として時々使ってます。運動会などには良いかもしれないですね。

フィルムカメラについては、手放すのが惜しかったのですが、もう撮影することも無いと判断し、すべて処分しました。

でもちょっとした撮影はスマートフォンですね。このページの写真はすべてiPhone5Sです。みなさんも撮影は、スマートフォンや携帯ゲーム機と言う方も多いのではないでしょうか? 常に携帯しているのでチャンスを逃しにくく、手軽でもあります。本当に性能が良くなったので、ブログ程度のちょっとした写真ならこれでも十分な気がします。

「一億総カメラマン時代」 という言葉を耳にすることがあります(関係無いですが、日本語のカメラマンと英語のcameramanは違う意味らしいですね)。
子供から大人、お年寄りまで皆一人一人が写真を撮影する道具を持っていて、多くの方が撮影した写真をSNSなどを使用して、簡単に世に公開することができるようになりました。
パソコン・ソフトウェア・データ保存メディア・高速インターネットなど、カメラの技術だけで無く周囲の技術も進化し、写真の使い方や目的までも変えていきました。

終わりに

カメラの値段はフィルムの頃より高くなりましたが、撮影することそのものや保管のコストが著しく下がり、また編集や加工も自由自在となりました。誰でもが思うように扱えるようになり、撮影の目的、撮り方、使い方など同じ「カメラ」・「写真」といっても全く違う取り扱いのものとなりました。

技術が用途などを変えてしまったわけですね。本当に凄いことだと思います。誰が最初にデジタル化を考えたんでしょうね。



さて、出てきた大量のフィルムどうしましょうかね。
フィルムスキャンサービスに出すか、高性能スキャナ買って自分でスキャンするか。どちらにしてもお金も手間もかかりそう。
当分出来そうに無いです。ヤレヤレ…

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