前田です。今日はファーエンドテクノロジーのコーポレートロゴについて書きます。
ファーエンドテクノロジーの設立は2008年9月ですが、ロゴを作ったのはその少し前、ファイルのタイムスタンプを見ると2008年7月2日のようです。オープンソースのドローソフトウェア「Inkscape」で作りました。多分、Inkspaceで作った最初で最後のものだと思います。
このロゴは「源氏香の図」がもとになっています。「組香(くみこう)」の一つ、「源氏香」と呼ばれる遊びで使われる図です。5種類の香木の包みを各五つ、合計25の包みを用意し、そこから任意に五つ選んだものの香りを嗅ぎ当てます。嗅ぎ当てた結果を表現するために使われるのが香の図で、選んだ順序で何番目と何番目が同じかを横線で結びます。
例えば以下の図は、1番目と4番目、3番目と5番目が同じ香りで、2番目はほかのどれとも異なることを示しています。
組み合わせは全部52通りで、それぞれに源氏物語の全54帖から「桐壺」と「夢浮橋」を除いた52帖の名前がつけられています。
"Gennji Kounozu" by Original uploader was Daisuke615 atja.wikipedia An adaptation image by Mukai - Transferred from ja.wikipedia. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.
香図は組香だけでなく、着物の柄や建築などでも使われ、現在も広く親しまれています。
Amazonで探してみると、帯や反物など伝統的なアイテムはもちろん、
スマートフォンのケースもありました。
ファーエンドテクノロジーのロゴは、52の図のうち「絵合」をもとにしています。反時計回りに90度回転させると"F"と"E"の組み合わせに見えることから選びました。また、それぞれの図には物語の内容に対応した吉凶の意味もありますが、絵合は吉であることからロゴに使っても問題ありません。
ロゴで下から2番目の線が長く延びているのは、右側の上3本の線をイーサネットのコネクタ、長い線をケーブルに見立てて、情報通信に関係した会社であるという意味も込めています。
源氏香の図を知ったのは、2008年に京都文化博物館で行われていた企画『「源氏香の世界」と「京都現代画壇による源氏物語絵」』に旅行中たまたま立ち寄ったのがきっかけです。松江にもどって資料を眺めているうちにロゴに使うアイデアが浮かびました。普段と少し違う行動をしてみることは大事だなと思います。
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