今週のブログ担当は石原です。
弊社では KPT を使って業務の ふりかえり をしています。KPTはふりかえりの方法です。 Keep (よかったこと、続けたいこと)、Problem (よくなかったこと、問題点)、Try (改善策)の頭文字から「けぷと」と呼ばれています。特にIT業界でよく使われているイメージですが、どの業種でも同じように使えます。会社でなくても部活動などにも有効だと思います。
弊社のふりかえりは、毎週金曜日の13時にホワイトボードの前にみんなが集まってスタートします。それぞれがペンを持ってその週に感じたKeep、Problemを書きます。書き終わったら上から順番に書いた人がKeep、Problemを発表します。次にKeepを続けるために、Problemを改善するためになにをするかTryを書きます。できればいつやるのかを書いて、「きちんと」や「しっかり」、「がんばる」など具体的ではない言葉はなるべく使いません。
KPTについて書かれている「これだけ!KPT」という本があります。
この本は、チームのリーダーに向けた本です。チーム内の問題・現状を改善したいなどの悩みを感じているリーダーや、KPTを導入したいメンバーが読むのにおすすめです。チーム内でどのメンバーからも意見が出るようにいろいろな工夫が書かれているのが、自分の味方をしてくれているみたいで印象的でした。また、KPTによってメンバーひとりひとりが自律的になり問題解決能力の高いチームへ育成できる効果があるそうです。
KPTに使う道具として付箋が紹介されていました。会議などの参加者が意見を挙げる場面では意見を出す人が限られていたり、次々に発言されると板書する人が追いつけないことがありますが、付箋を使えば誰もが平等に意見を出すことができるし、移動ができるなどのメリットがあります。付箋のきれいな剥がし方やボールペンだと見づらいからフェルトペンで書くことまで書かれていました。
私にとってふりかえりは負荷が大きくて小さな社内行事です。毎回KPTが思いつかなくて苦労しています。でも、この本を読んでいたら「意見を引き出す質問例」というページがありました。例えばKeepを引き出すためには「よかったことはなにか?」に加えて「他の人に褒めてもらいたい点は?前と変えてみた点は?」など、Problemを引き出すためには「我慢していることは?無駄と感じることは?」というような質問が書いてありました。さっそくこの質問を見ながら考えようと思います。
私はふりかえりが苦手ですが、それでも有効だと感じていて自分が働く会社で使われていてよかったと思っています。普段自分の意見が言えなくてもふりかえりが言える機会になるからです。友達や家族から職場や仕事での不満や問題点の話を聞くと、ふりかえりをぜひやってほしいなと思います。KPTを取り入れてふりかえりを始めたい場合に、どのような声がけをすればいいのかなどのアドバイスも書かれていたので参考になりそうです。
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