映像機器リニューアル

岩石です。暖かくなってきて、練習が過ぎたのかテニス肘になっちゃいました。
だいぶ良くなってきて昨晩の練習は気持ちよくできましたが、今日は少し腕が重いです(笑

SaaS提供が弊社の最も中心の業務ですが、他にもお仕事も行っています。
そのうちの一つがイベント等の中継配信となります。


風邪引いてマスクで対応です(笑

この春に機器をいくつか更新しましたので、少しご紹介させていただきます。

従来の機器

通常弊社でさせて頂く中継物件は、1〜2名で対応する規模のものが多く、撮影場所の大きさも小〜中規模の物がほとんどです。これまで映像の切り替えにはRoland社のVR-3EXという機器を使用し、SONY社のHDR-PJ630Vという家庭用のカメラを使用していました。

ただ、HDR-PJ630Vはそもそも家庭用のホームビデオカメラですので、運動会など屋外の使用を主にターゲットにされており、暗い場所の撮影が少し苦手で、セミナーのような暗めの室内でスクリーンに投影を行って開催する行事では調整に苦労していました。

また、VR-3EXはいわゆるハイビジョンの映像を扱うことができないこともあり、通常の会場ではこのカメラで 「まずまずの程度」 で中継を行っていました。
(VR-3EXではカメラの入力には720pの信号を受け取れますが、内部ではSD画質で処理され、横に1.33倍引き伸ばされ、16:9の縦横比の画像で出力されます)

買い換え!!

更新のきっかけは、弊社でとあるイベントの中継を引き受けさせて頂いたことからでした。

今回ご依頼いただいた会場は比較的大規模のホールでした。
打診頂いた後に、同じ会場で試写をする機会があり、撮影してみたところレンズの倍率が足りないことが判明しました。
カメラを設置する場所から被写体までの距離が、いままで行った撮影よりかなり遠いのです。

またホールでのイベントは、あまり室内を明るくすることはありません。
暗所でも色が綺麗で、高倍率のレンズを備えたカメラに買い換えることになりました。

XA30

新しいカメラはCanon社製のXA30という機種です。

ホームビデオも4K時代になってきましたが、このモデルは買い換え前のモデルと同じフルハイビジョン機です。

などからフルハイビジョン機を選ぶことにしました。

この機種の位置づけとしては業務用カメラと一般家庭用カメラの間のモデルで、高性能高画質でありつつ取り扱いのしやすさを備えたモデルです。
今までのモデルと比較すると撮影画像の綺麗さは圧倒的でした。今までは対応できなかった望遠画角でも皆が 綺麗 と認める画質です。
(家庭用機器と比較すること自体に意味は無いのかもしれないですが)

V-1HD

しかしながらせっかく性能の良いカメラを調達しても、ミキサーがSD品質のままでは良さを活かすことができません。カメラ買い換えをきっかけに切り替えミキサーも買い換えることにしました。

ミキサーはRoland社製のV-1HDにしました。

ついに我が社にもフルハイビジョンを取り扱うことが出来るミキサーが来ました。
音声ミキサーと映像スイッチャーの統合で使いやすかったVR-3EXですが、どうしても(フル)ハイビジョン映像の処理を行いたかったため、機種変更となりました。
この機種はどちらかというと映像の取り扱いに主眼を置かれた機種です。

音声のミキシングについては、弊社にはイベント用にYAMAHA MG-10 という音声ミキサーがあったため、今後はコレと併用で対応することにしました。

MG-Mixers

機器が二つに分かれるため、操作性や可搬性などは劣りますが、性能は良くなりました。
映像に関してはVR-3EXがいわゆるスイッチャー(切替機)でV-1HDがミキサー(合成機)となります。
V-1HDでは2つの映像を瞬時に切り替えたり、操作者が操作するスピードで映像を(混ぜ合わせながら)切り替えるなどと言うことも可能です。

H4nSP

中継や撮影録画においては、どうしても映像に気を取られがちですが、もっとも大切なのは音声です。
セミナーイベントにおいては、音声がちゃんと録音できていること(中継できていること)を大事にしています。

音声は会場の音響機器から取得することが多いのですが、時々ケーブルや機器などの事情でノイズが入ったり音声が切れることがあります。
中継動画については一発勝負なのでしょうが無いのですが、録画を行う場合は音声取得のバックアップとしてPCMレコーダーを用意することにしました。

調達した機器はZOOM社のH4nSPという機種です。

生音の音声収録に向いた機器ですが、当然私たちの様な録音目的にも対応できます。
私たちの業務においては、有り余る高音質で録音できます。

こんな感じで

今回これらの機器を更新し、最終的に分配や切替機などを含め下記の接続でイベントの対応をしました。
(ステージ上の映像切替の業務も含めての構成です)


機器間のケーブル接続系統図 (クリックで拡大)

当日の機器配置の様子

イベント等の中継・録画や記録としての撮影など、お気軽にお声がけください。

ファーエンドテクノロジーからのお知らせ(2025/04/23更新)
社員研修に伴うサポート体制変更・休業のお知らせ(5/20〜23)
社員研修に伴い、5月20日〜23日はサポート体制の変更および休業とさせていただきます。
オープンソースカンファレンス2025 Nagoyaに弊社代表の前田が登壇(ブース出展あり)
オープンソースカンファレンス(OSC)2025 Nagoyaに弊社代表の前田が登壇。『Redmineの意外と知らない便利な機能(Redmine 6.0 対応版)』をテーマに発表します。
エンタープライズプラン向け「優先サポート」を開始
My Redmineでは、エンタープライズプランをご契約のお客様向けにサポート対応を優先的に行う「優先サポート(プライオリティサポート)」を開始いたしました。
プロジェクト管理ツール「RedMica」バージョン 3.1.0をリリース Redmine互換のオープンソースソフトウェア
ファーエンドテクノロジー株式会社は、2024年11月19日(日本時間)、Redmine互換のプロジェクト管理ソフトウェア「RedMica 3.1.0」をリリースしました。
Redmineの最新情報をメールでお知らせする「Redmine News」配信中
新バージョンやセキュリティ修正のリリース情報、そのほか最新情報を迅速にお届け