自己宛小切手

6月も半ばになり、早いもので今年も残りが概ね半分になりました。 時間が経つのが早いことを「光陰矢の如し」と言いますが、若い頃より時間が経つのが早く感じている田中です。

最近では、矢(秒速約50m)どころかタイガー戦車の戦車砲弾(秒速約700m)並みに早く感じていますが、数年後には自衛隊の10式ひとまるしき戦車の徹甲弾(秒速約1500m以上)並みになってるかも(笑)

さて、時が経って気が付いたことと云えば、最近小切手というものを見掛けなくなりました。

あ、もちろん個人で使うことは昔からありませんけど、会社の支払いや代金の受取りで小切手を取り扱ったことが何度かありました。 しかしここ10数年来自分自身の業務や所属する業界も影響してか、全く見掛けなくなっていましたので、先日業務で「自己宛小切手」を扱うことになった時にはかなり戸惑いました。

自己宛小切手というのは「預金小切手」とも言われますが、支払銀行が振出人になっている小切手で、前もってその銀行にお金を払込んで自己宛小切手を作ってもらった人が支払いに使うものです。 基本的にその銀行にお金を渡すか普通預金口座に残高があることが前提ですので、当座預金口座を開設する必要がありません。

私のこれまでの経験の中では取り扱ったことがなかったので、「当座預金口座いらないの?」とか「裏書きは必要ないの?」とか色々な?が生じましたが、サイトで勉強してある程度の疑問を払拭してから銀行に向かいました。 このサイトは分かり易かったです。

動物たちと学ぶ 手形・小切手のはなし - 全国銀行協会

これまでは「裏書」をされた小切手しか扱わなかったので、「線引小切手」や「特定線引小切手」があることを勉強できたのは良かったです。 「線引小切手」とは、小切手の券面に二本線が引かれていて、その線の間に「銀行渡り」や「銀行」などが書かれています。これは銀行間でしかお金のやり取りをしないというものです。

銀行から支払いが行われるのは他の銀行か自行と取引がある先に限定され、支払った相手の身元が明らかになります。そのため、万一、小切手を落としてしまったり盗まれた時でも第三者が足がつかないように換金することは困難です。更に「特定線引小切手」とは、取引できる銀行支店名を記載するものです。
と、さっき知った知識をひけらかしてみました(笑)

最初に「最近小切手を見掛けなくなりました」と書きましたけど、銀行の窓口でも取り扱うことが少ないようです。 手続きに少々時間が掛かったので窓口の行員さんに聞いてみたところ、近年はATMでの振込みや電子決済が多くなって、自己宛小切手の取扱いが相当久し振りだったのが原因だったそうです。 まぁ確かに発行や換金の手間を考えるとATMが簡単ですもんね。

全世界的にも小切手の流通量は減少の一途だそうで、イギリスでは一時期2018年10月で小切手の流通を停止する政策が進められていました(2011年7月13日「ジャパン・ジャーナル社(オンライン・ジャーニー)」より)。

http://www.japanjournals.com/uk-today/1043-713.html

いつの日か小切手と電柱は洗濯板や石臼のように「使われなくなった道具」の仲間入りするかもしれませんね。

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