Misoca 10万事業者獲得のノウハウを公開するセミナーに参加しました

夏です。最近、ウクレレを練習しています。心が和む感じで案外と良いものです。
自分の中でウクレレといえば高木ブーですが、いやいや牧伸二でしょうという方も多いかと。
どちらもピンとこないという方は、とってもお若い方でしょう。
特に何かが「やんなっちゃった」訳ではありませんので申し添えておきます。こんにちは、遠藤です。

さて、平成28年8月3日(水)名古屋市において株式会社Misocaさんのウェブマーケティングセミナー「Misocaの急成長を作ったウェブマーケティングの秘密の話」に参加してきました。

株式会社Misocaさんは、クラウドの見積書・納品書・請求書作成サービス「Misoca」を提供されており、クラウド請求書の管理サービスとして業界No.1の実績の企業様です。1通からオンラインで郵送できるという点がフリーランスや中小企業を中心に好評を得て、2011年11月にサービスを開始してわずか4年半ほどの2016年4月の時点で100,000以上の事業者が登録するまでに成長されています。

そのMisocaさん初開催のマーケティングセミナーということで関心が高く、受付開始後すぐに満席となりました。 今回、セミナーに参加することができて本当に幸運でした。(8月25日に再演とのことですがこちらも既に満席のようです)

セミナーは、奥村執行役員の開会のご挨拶に続き、豊吉社長が登壇。 ユーザが0人から100人の時に取り組んだこと、100人から1000人のときに取り組んだことについて紹介してくださいました。

ユーザ全くいないときと、ユーザがいるときの施策は違うもの。まずは、サービスの価値を認識してもらうための取り組みが必要です。 そもそもマーケットニーズがないのに、製品やサービスを投入してもユーザを獲得することは難しいと思われます。

豊吉社長は、請求書をクラウドで発行するサービスを「知り合いに奨めるほど良いサービスか」などヒヤリングやアンケートを実施されたとのこと。 そして、サービスをリリースする前から事前登録を受け付けて利用者を募ったそうです。(例としてDropBoxを挙げられていた)この手法の良い点としても最初にファンができる点を挙げられていました。

リリースした後は、サイトのコンテンツが重要として、多くの記事を書いたとのことでした。記事作成は、「関心の度合いを意識し、記事の優先度を決める」「アイディアを出し優先順位を決めてとりかかる」「流入ワードを意識する」などを挙げられていました。 しかし、効果が出るのは3ヶ月後くらいとのこと。一喜一憂せずに長期的に取り組むことが大切であると感じました。

その他、ニュースリリースやキャンペーン企画、イベント参加、提携などなど様々なことに取り組んでこられていますが、とにかく言ってみる(行ってみる)。ダメでもともと。という豊吉社長の言葉に勇気付けられました。

マーケティング担当の佐藤さんからは、具体的な施策についてご紹介頂きました。 概ね「ユーザを増やしたい」という目標を設定することがあっても、いつまでにという期限を設定していないことはチームや組織でも往々にしてあると思います。 目標設定が大切であり、期限が設定されることで、施策の選択が可能であるとし、絶対にやっておくべきことだと紹介されました。

頭に入れておく数式:
ユーザ数 =訪問者数 × 登録率

Misocaさんでは訪問者を増やす施策に4割、登録者増やす施策に6割というバランスで取り組まれたとのことでした。

訪問者やす施策としては、メディア構築や記事作成です。 SEO対策、記事作成、オウンドメディア構築など様々な施策を実施しましたが、施策の中には当然失敗したことや成果に結びつかなかったこと、意味のなかったことなどもあり、それらもご紹介してくださいました。

登録率を増やす施策としてはABテストとのことでした。 Optimizely というサービスを利用しているとのことで、具体的にどのようにABテストをやったのかを実践して下さいました。 ABテストを繰り返して成果の上がるものを採用していったということです。良いデザインが必ずしも良い結果をもたらす訳ではないということが分かりました。

佐藤さんは成果に結びつかない事例もあったといいますが「失敗ではなく、あくまでも成功の途中という認識」とおっしゃっていたのが印象的でした。

以上、簡単に振り返ってみましたが、松江のような地方都市ではなかなか聞くことのできない内容でありとても有意義でした。エンジニアの方でなくても広報担当や経営者の方でも参考になると思います。

同様のセミナーを松江でも開催できればと勝手に思っています。

参加した感想

参加者の皆さまも、これまでマーケティングに取り組んでこられた方々が多かったように思います。

私自身、どうやったらバズるのか、取材されるのかという「奥の手」を知りたいと思って参加したのですが、そうではなく「いきなり大きな事例はない」「小さいことを積み重ねる」ことが大切だと改めて認識できました。

そして、たくさんの人に会うことは新しい情報を聞いたり、課題を共有する機会とすることができます。 Misocaさんをはじめ、今後も名古屋のエンジニア、マーケターの方々と交流を続けていくことができればと思っています。

セミナーの後、名古屋でオーストラリアから来たという方と意気投合。日頃、会社で英会話のレッスンを続けていることが、妙なところで発揮できました。

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