PM資格 PMPとプロジェクトマネージャ試験の最新動向

金築です。入社して3か月経過し、職場環境に慣れてきたところですが、最近、新しいプロジェクトが動きだし、ギアを入れ直さなければと思っているところです。

今回はプロジェクト管理SaaS「My Redmine」を提供する企業として、プロジェクト管理つながりで、プロジェクト管理者向けの資格であるPMPと情報処理技術者試験プロジェクトマネージャの最新動向について書きたいと思います。

PMP、情報処理技術者試験プロジェクトマネージャとは

ご存知の方も多いと思いますが、PMPと情報処理技術者試験プロジェクトマネージャ(以下、プロジェクトマネージャ試験)について簡単に説明します。

PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)は、国際的なプロジェクトマネジメント団体であるPMIの本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。PMP資格は、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして広く認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、IT・建設をはじめとする多くの業界から注目されています。

PMI® 試験・資格について|一般社団法人 PMI日本支部

PMP ® とは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。

次にプロジェクトマネージャ試験は、情報処理推進機構(IPA)が行う情報処理技術者試験の一区分で、システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト計画を立案し、必要となる要員や資源を確保し、計画した予算、納期、品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営する人を対象とした国家試験です。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:プロジェクトマネージャ試験

情報処理推進機構(IPA)の「情報処理技術者試験」ページです。

資格保有者の動向

資格保有者数については、日本国内のPMP資格者が2016年4月末時点で33,348人、プロジェクトマネージャ試験合格者が2016年6月末時点で20,274人とPMP資格者数がプロジェクトマネージャ試験合格者数の1.6倍程度の数となっています。

また資格者の推移については、PMP資格者は次のグラフのように横ばい傾向で推移していましたが、ここのところ増加傾向となっています。

世界的に見ると継続して増加傾向で、2016年4月末時点で720,078人の資格者数となっています。世界的にはPMPのニーズは高そうです。

プロジェクトマネージャ試験合格者は次のグラフのように毎年1,500人程度増加しています。

二つの試験の増加傾向の違いとしては資格更新の有無が考えられます。PMPは3年毎に資格更新(更新料150ドル)をする必要があり、また資格を維持するための継続学習が義務付けられており、コストと時間がかかるため、資格が失効する人も一定数いると想定され、2013年から2015年にかけては新規資格取得者と失効者が拮抗していたのではないかと思われます。一方、プロジェクトマネージャ試験は一度合格すると更新の必要がないため、合格者総数は右肩上がりで増加しています。

次に難易度についてですが、PMPについては、合格率が公開されていませんが、様々なサイトを見ると60%程度のようです。 合格率が高いのは、試験を受験するための前提条件として、4,500時間以上の実務経験や3年間のPM経験が必要であったり、PMIが認定した研修を35時間受ける必要があるのに加え、試験の受験料が555ドルかかるため、受験者も周到な準備をするからと思われます。 私も受験経験がありますが、555ドルの受験料と松江から大阪までの交通費を考えると、2回目はない、という強い気持ちで受験しました。

PMPの受験で一番苦労したのは、試験問題の日本語訳の品質でした。日本語モードと英語モードの切替ができましたが、英語が苦手な私でも、英語モードに切り替えながらの受験でした。PMPのバイブルであるPMBOKには10の知識エリアがあり、その中に「プロジェクト品質マネジメント」もありますので、翻訳の品質マネジメント、頑張ってほしいです・・ また試験時間も4時間の長丁場ですので、知力のほか体力も求められます。

一方、プロジェクトマネージャ試験の合格率は下記のグラフのように推移しており、ここ8年の平均では、合格率13.1%となっています。2009年以前の旧制度の時には合格率が10%を切っていましたので、新制度になってから若干取得しやすくなってきたといえます。

どちらを取得したらよいか

ここまでPMPとプロジェクトマネージャ試験の最新動向について見てきましたが、では、どちらを取得した方がよいか、またはどちらから取得した方がよいかというのはみなさん悩むところだと思います。

私はプロジェクトマネージャ試験に合格してからPMPのバイブルであるPMBOKを学習し、その後でPMPを取得しましたが、今から思うと、先にPMBOKを学習してからプロジェクトマネジャー試験を受験する、という流れがよかったかなと思っています。なぜかというと、プロジェクトマネジャー試験の午前II試験で今年は25問中5問 PMBOKに関する問題が出題されており、またPMPを取るにしても取らないにしてもPMBOKはプロジェクト管理者の必要知識として押さえておいたほうがよいと思うからです。

また、PMPを取得するかどうかは、グローバルなプロジェクトに参画するとか大規模なプロジェクトの管理をするといった人は必要でしょうが、小規模なプロジェクトの管理が多い場合は、費用対効果を考慮して取得を検討するといったところでしょうか。

まとめ

ソフトウェア開発プロセスが伝統的なウォーターフォール開発からアジャイル開発へシフトしてきていますので、それに合わせてプロジェクト管理者もマインドセットを再定義したり、ツールや技法を見直していく必要があるかもしれません。

プロジェクト管理者として資格取得がゴールではなく、開発現場でプロジェクトマネジメントを実践し、自らのスキルを継続的に高めるとともに、プロジェクトメンバーが気持ちよく仕事ができるように働きかけていくことが大切なのではないかと思います。

私も4月からスクラムを利用したアジャイルプロジェクトマネジメントにトライしています。うまくマネジメントできているとは言えませんが、少しずつレベルアップしたいと思います。

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