サービス稼働状況発信ページをMastodonで運用してみて

今週の担当は石原です。

さて、4月に弊社が提供しているクラウドサービスの稼働状況をお知らせするページを開設しました。サーバ障害などでお客様がサービスを利用できない状況になった場合に、お客様にこのページを見ていただき最新情報をお伝えすることが目的です。


https://social.farend.co.jp/@status

このページを運用する前

これまで障害発生時にはサービスのWebサイトを更新して障害発生の情報を発信していました。しかし、Webサイトの更新は普段からWebサイトの更新を担当している者でないとできないため、夜間や休日に障害対応を行う場合などは情報発信が復旧後になってしまうことがありました。

Mastodonを活用

このたび開設したサービス稼働状況の発信ページにはSNSのMastodon(マストドン)を利用することにしました。Mastodonは日本で4月から利用者が急増しているオープンソースの分散型SNSです。

Mastodonを選んだ理由は、簡単に更新ができることです。Webサイト更新の知識などは不要で、入力項目が1つしかないので非常時にも迅速に投稿できると考えました。見た目はTwitterに似ています。

投稿した内容は通常のWebページとしてログインなしで誰でも見ることができ、スマートフォンからでも見ることができます。事前にURLを知らなくても、各サービスのトップページから簡単にアクセスできるようにしています。

実際に運用してみて

4月に開設してから、担当者4名で1週間ごとに交代で平常通り稼働中であることを毎朝投稿しています。操作に慣れておくことでいつ障害が発生しても誰でも更新できる体制を整えることができました。

Mastodonは本来はSNSですが、サービス稼働状況の発信においては簡易的なCMSとして利用しています。アイデア次第で応用範囲が広がりそうです。

なお、6月6日のITmedia NEWSの記事『「企業とマストドン」の動きをまとめた』で、企業による利用事例としてサービス稼働状況ページをご紹介いただきました。

弊社の前田がMastodonについてのセミナーに登壇します

本日から幕張メッセで開催されているイベント「Interop」の中でMastodonについてのセミナーが開催されます。弊社の前田は6月9日(金)に行われるセミナー「マストドンによる企業・組織・地域の価値拡大」で登壇します。

https://www.interop.jp/2017/mastodon/

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