新入社員が社内ブックマーク共有アプリの開発を通して感じたこと

3行で言うと…


今週のブログ担当の杠です。私は現在、ブックマーク共有アプリ「Plough」を開発してます。Ploughは社内で共有したい記事やサイトをブックマークしていくことで、一つのサイトで自分のブックマークや他の人のブックマークを見ることができるアプリケーションです。今回はPloughの開発を通して個人的に感じたことを書かせていただきます。


Ploughのブックマーク一覧画面

レビューをしていただいて学んだこと

これまで開発してきたものと同じように、いままでの感覚でレイアウトにIDの項目を設けていました。レビューをしていただいたときに「なぜIDを表示したのか」と聞かれ理由もなく表示させていたことに気づきました。どのようなサイトにもレイアウトには理由があることを教えていただきました。普段利用しているサイトなども、そのような観点からレイアウトを見ると色々な気づきがありました。使いやすさを考えながら開発を行っていますが、自分が考えた使いやすさが必ずしも使いやすく必要なものとは限らないことを念頭に置きながら開発を進めていけたらと思います。

Ploughの開発を通して特に難しかったこと、苦労したこと

その1・・・ ユニットテストを書くのに苦労した

PloughではMinitestでテストを行っています。今までにRuby on Railsを使用したことは何度かあったのですが、テストコードを自分で考えて書くという経験はしたことがありませんでした。特にユニットテストを書くのには苦労しました。ユニットテストは書いている時に途中で頭がこんがらがって自分が何をやっているのか分からなくなることが何度もありました。なので、何をテストしたいのかを一つ一つ確かめながら進めました。今では少しずつですがテストコードを書くのにも慣れてきた気がします。それでも、毎回テストコードを書く時は苦労しています。

その2・・・ 自分が探している記事を見つけるのに苦労した

開発を進める中でgemや、Ruby・Railsについて調べることが多いのですが、自分の思い通りのサイトや記事を探すのに苦労しました。このサイトを参考しようと思ってよく見たら相当昔の記事だったり、使用したいと思ったgemも何年も更新されていなかったりすることがありました。サイトを参考にする時や、gemを使用する時に気を使ったり、たくさんある情報の中で正しい情報や自分が探している情報を見極める力も必要だと思いました。

その3・・・ チケットの管理がうまくできなかった

PloughはMy Redmineで作業の管理をしています。作業を始める前に自分で考えた作業(ユーザビリティ)に優先順位をつけてチケットを作成した後に作業を行っていました。追加の作業が必要な機能が発生しチケットを追加することが何度もあり、以前の優先順位がそのままでチケットの管理がうまくできていないと感じることがありました。新しく追加したチケットは優先順位が付いたチケットが終わった後に取り組んでいましたが、優先順位を考え直すなどの作業が必要だったと思いました。

これらの経験から、作業の進捗を確認しながらチケット振り分けて管理することが必要だと改めて感じました。これから様々な場面でMy Redmineを利用することが増えてくると思うので、チケットの作成や管理にはもっと気を使えるようになりたいです。

今後のこと

担当する業務の内容やLinuxを学びながらPloughの開発に取り組んでいく予定です。Ploughは一つの区切りとして、実際に社内で使っていただき「こういう機能がほしい」「こうした方がいいんじゃないか」という意見を募り、また改めて改善していきます。

Ploughを使ってもらうのに恥ずかしさもありますが、今のPloughは自分以外の人からはどのように見えるのか気になります。研修が終わってからPloughの開発に取り組んできて、レビューをしていただいたり、開発を通して技術的な気づきだけではなく、人に文章や言葉で自分の思っていることや、作業の説明など伝える力も大切なんだと感じました。開発が始まった頃は色々と不安でしたが、なんとか今の状態まで開発を進めることが出来て良かったです。

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