Redmineのセレクトボックスを検索できるようにするプラグインを作りました


今回のブログ担当は石川です。
この記事はRedmine Advent Calendar 2019の18日目です。すぐにカレンダーも埋まって、盛りあがっているようでいいですね!

今回はRedmine serchable selectboxというRedmineのプラグインを作ったので、その紹介をしようと思います。

Redmine serchable selectbox

このプラグインをRedmineに入れると、セレクトボックスが検索できるようになります。

チケットを作成するとき

チケットの担当者を変えるとき、プロジェクトのメンバーが多すぎると担当にしたい名前を探すのに時間がかかってしまいます。このプラグインを利用すると名字などを検索フィールドに入力することで選択肢が絞り込まれるため、簡単に担当者を選択できます。


チケット作成画面

フィルターを追加するとき

フィルターを追加するときも、かなり種類が多いので目的のフィルターを見付けられず困ったことのある人は多いんじゃないでしょうか。
キーワードで絞り込みを行うと、すぐに目的のフィルターを見付けられます。


チケット一覧画面

今回は例としてチケットの作成画面とフィルターの追加画面を挙げましたが、そのほかの画面のセレクトボックスについても同様に検索可能になります。

Redmine3.4〜trunk(r19373)までは動作確認済みです。

このプラグインを作った理由

Redmine関連の勉強会などで何度か「ユーザーが多いから担当者の選択が大変」という話を聞いていて、以前から問題意識は持っていました。Redmine公式でも Feature #21662: Search in issue assigned dropdown list というチケットは作られているのですが、色々と理由があってあまり進んでいません。

そこで、Redmine公式へのパッチ投稿ではなく、プラグインという形で作ることにしました。実はRedmineをselect2などのライブラリを使ってセレクトボックスを利用できるようにするプラグインは既にいくつかあるのですが、以下の点にこだわりたかったため新しくプラグインの形で作ることにしました。

同じようなことができるプラグイン

セレクトボックスを検索可能にする上で、使えるプラグインは他にもあるため紹介します(この他にもありそう)。それぞれ良い点が違うため、各自運用にあった物を使えば良いと思います。

select_to_select2

今回作ったプラグインと同じく、ほぼすべてのセレクトボックスを検索可能にするプラグイン。複数選択可能のセレクトボックスにもselect2が効いています。select2が適用された複数選択可能なセレクトボックスのほうが好きな場合はこちらのプラグインの方が良いと思います。

selectbox_autocompleter

検索可能にする要素を選択することができるプラグインで、要素の数が多いセレクトボックスにだけ適用することができます。担当者の項目だけ検索可能にしたい、という場合はこっちのプラグインの方が良いかもしれません。詳細は、作者さんが書かれたQiitaの記事(Redmineで長いセレクトボックスを自動補完して欲しかったのでプラグインを作った)をご覧ください。

redmine__select2 + redmine_view_customize / redmine_base_select2 + redmine_view_customize

redmine__select2・redmine_base_select2はselect2を入れるだけで適用はしないプラグインです。自力でjavascriptを書ける人なら、これらを入れた上でview customizeで適用するのも良さそうですね。

最後に

「担当者の選択が面倒」などといった理由でRedmineのチケットが動かないのはもったいないので、もし困っているならば是非プラグインを入れてみてください!モチベーションが高い内は頑張ってメンテナンスするつもりなので、何か気になる点があったら気軽にGitHubにissueを作ってください(機能要望も!)。


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