原田です。今回はredmica_s3プラグインをアップデートしたことについてお話しします。
弊社ではプロジェクト管理サービスMy Redmineをお客様にご利用頂いております。
お客様より、チケットのCSVインポート時のエンコーディングがCP932になっているが、初期表示をUTF-8にすることは可能かといったお問い合わせがありました。
このお問い合わせから弊社前田がRedmine公式サイトにパッチを投稿し、Redmine 6.0.0に取り込まれました。
この変更はRedMica 3.1.0にも取り込まれました。
Redmine(RedMica)はアップデートされましたが、redmica_s3プラグインにはこの変更が反映されていないのでアップデートする必要があります。
redmica_s3はRedmine(RedMica)の機能を改善したプラグインです。
redmica_s3はRedmineのクラス/モジュールの一部(メソッド)をオーバーライドしています。
Redmine自体の変更は公式Subversionリポジトリで管理されています。ただしコミットログが追いづらいので、 このSubversionリポジトリをミラーリングしたGitHubリポジトリのコミットログ(9a10469以前)を参考にして変更箇所を洗い出しました。
上記6ファイルのログを調べた結果、主に今回お問い合わせのあった機能(CSVインポート)に関する変更がredmica_s3に組み込まれていないことが判明しました。
上記RedmineのチケットとGitHubのコミットログの内容から変更箇所は特定できましたので、この変更箇所をAWS S3用の処理に置き換えました。詳細はredmica_s3のプルリクエスト#41をご覧ください。
当初私はクラスやモジュールをファイル単位でどのような変更がされているのかまで追跡していませんでした(都度スポット的な対応で解決していた)。 Redmineの機能の一部をAWS S3用にオーバーライドしているredmica_s3ではRedmine(RedMica)のバージョンアップによって動作しなくなることもあり得ますので、定期的(6か月ごと)に(上記6本の)コミットログを確認しようと思いました。
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