映像ミキサー ATEM Mini Pro は Simple is best.


岩石です。新型コロナウィルス感染症の拡大への対策として取られた緊急事態宣言が、先週の終わりに一部地域を除き解除となりました。しかしながら余談を許さない状況は続いており、一年前の今と同じように暮らせるようになるのはまだまだ先になりそうです。まだ先のことはわかりませんし、同じように暮らせること自体を喜ばなければいけないのかもしれません。

そのような中、移動が制限されたこともありインターネットの有効的な利用の一つとしてオンラインカンファレンスやオンラインセミナーの動きが加速しました。

今回はそういったオンラインでの効果的な動画配信利用に便利なアイテムであるビデオミキサーの話を取り上げます。

ATEM Mini Pro

映像関連機器メーカーのBlackmagic Design Pty. Ltd.から、ATEM MIni Proという映像ミキサーが発表され発売されました。ATEMはBlackmagic Design社のビデオミキサーのシリーズ名ですが、ATEM MIni Proは同社の製品としてはどちらかと言うと民生品に近い位置付けの製品になります。コストパフォーマンスに優れており、発表当初から話題となり発売開始され1月以上経過した現時点でもバックオーダーがかなりあるようです。

ざっくりとした仕様としては

といったところでしょうか。

弊社の今までの機材

映像配信などの業務は、特定のパートナー様からのイベント運営協力であったり、地元のITコミュニティ支援活動として映像関係の対応を行なっています。弊社のコアビジネスではないため高価な映像機材を所有せず、必要十分な性能の機材で対応しています。

従来の基本的な構成として

  1. YAMAHA MG10にて音声を調整、MIX
  2. Roland V-1HDにて映像関係の切り替え・合成し音声と統合
  3. V-1HDからの出力をLiveShell Proにてインターネットへの配信
  4. 同様にゲームキャプチャ製品にて録画

といった構成です。これらのうちの2〜4のところがATEM Mini Proで置き換えることができそうです。


以前から使用している機器

レビュー

マニュアルを確認したり、実際に動作レビューを行った上で分かったことなど列記します。

USB-Cポート関連

ネットワーク関連

映像


管理ソフトメディアプール管理画面

音声


管理ソフト音声制御画面

使い方

どちらかというとYoutube LiveやZOOMなどには使いやすいのですが、利用方法について自由度は低く多彩な使い方という点では、V-1HDなどの他のビデオミキサーの方が勝ると感じました。

個人的に一番大きな問題と感じているのが、HDMI出力が1つしかないことです。映像切り替えを行うのであればMulti Viewで入力画像を確認しながら切り替えたいですが、オペレータ以外の方も配信中の映像をモニタしたいという場面は多いと思います。どちらの要件も叶えるための解決策は無くは無いですが、どうしても構成が複雑になったりせっかく備えている機能を活用できない構成になってしまいます。

もう一つあえて挙げるとストレージへのH.264録画はとても嬉しいですが、1台のストレージへの録画のみでミラーリングに対応していないためストレージ側の故障の場合への対応ができないことです。今までに記憶媒体が壊れて録画ができなくなった経験は無いのですが、基本的にこういった媒体の耐久性を信用していないのでミラーリングができるとうれしかったです。

しかしながら要件を割り切り、シンプルな構成で配信・録画をすることにし、この機種のそもそものターゲットに合わせた使用方法とすると、とてもわかりやすく悩みが少ない構成になります。

例えばYoutube Liveなどでセミナーを開く際は下記のような構成で高画質で比較的良い音声の配信ができそうです。


構成イメージ

できるだけシンプルな構成にすることをポイントにしました。この構成であれば準備や片付けが早く、調整箇所も少ないためこういった機器の取り扱いに不慣れな方でもセッティングしやすいのではないかと思います。また2名程度なら一緒に声を拾えるので司会+1名でのコンテンツにも対応できます。

実際に組んでみるとこんな感じですね。


レビューの様子

プラグインパワータイプのマイクに変更するともっと簡単になりそうです。現在検討中ですが当面はこの構成を考えています(あまり保有機器が増えるのもちょっと困るので...)。

可能であれば音声入力はPCやカメラに入力しHDMIで受け取りたいところですが、

などの問題もあり、もっとシンプルかつ良い音質にできないか検討しているところです。動画の肝は音声だと考えています。良いアイデアがあれば教えてください。

で、V-1HDは...

上記の通り割り切った使い方とするととても使いやすいATEM MIni Proですが、前述の通り同機では叶えにくい要求がある場合もあります。

V-1HDは基本的に映像の切り替え・MIXを行うことのみですが、HDMI出力が2系統ありプレビュー出力は設定でマルチビューだけで無く他の出力に変更することも可能です。配信や録画などの機能を持たない分、自由度が高く様々な要求に対応が可能で今後も活躍してくれると考えています。

今後は要求に合わせた使い分けや、連携した構成で使用することを考えています。


たとえばこんな感じ?

もう一個欲しくなった!

実はATEM MIni Proの前に録画機能・配信機能・Multi View出力を除いた ATEM Mini が発売されていました。V-1HDがあることからそれほど必要性を感じず、スルーしていたのですが機能追加した ATEM MIni Pro が発表され手頃な価格でしたので調達を決めました。


Multi View画面

使ってみてシンプルな構成での使い勝手の良さを強く感じましたが、実はとても高機能な製品です。各チャンネルの音声にはEQやコンプレッサーなどのエフェクトをかけることができますし、様々なビデオトランジョンやクロマキー機能も搭載しています。その他複数のスタッフでのコントロールに対応するなどより進んだ配信・録画作業にも対応が可能です。

仕事もプライベートも在宅でのミーティングが普通になってきましたので、会社としてでは無く個人的に配信・録画機能が無いATEM MIniが欲しくなってきました。(ATEM Mini も欠品状態だそうです)

いや我慢してマイクの方か....いやこっちも沼だ!

早く本番で使ってみたいです!


My Redmine

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