社内初のフルリモートワーク社員、在宅勤務について語る

3行で言うと…


はじめまして。エンジニアの財部(たからべ)と申します。私は、Redmineの勉強会がご縁で2018年2月19日にファーエンドテクノロジーに入社し、現在2ヶ月目になります。

ファーエンドテクノロジーは島根県松江市に本社があります。ですが、私は本社に出社したことがこれまでわずか3日しかありません。普段はリモートワーク、在宅勤務で、兵庫県神戸市の自宅にて働いています。

自宅で働くことのメリット・デメリット

メリット

  1. 通勤しなくていい
    →通勤時間をカットできる、通勤による疲労からも逃れられる。
  2. 集中して仕事ができる
    →基本的には割込がなく、自分のペースで仕事を粛々と進められる。
  3. 快適に働ける環境づくりができる
    →インターネットと電源があればどこでも仕事ができるので、普段は自宅リビングでバランスボールに座って仕事をしています。 

    バランスボールを椅子代わりにしています
  4. 昼休みに少し昼寝などができる
    →私は早朝起きて書き物や英語学習など、プライベートの作業をする習慣があるので、お昼に束の間のリフレッシュ時間が取れるのは非常に助かっています。
  5. 学校から帰ってきた子どもに「おかえり」が言える

と、いいことづくめのように見えますが、デメリットもないわけではありません。

デメリット

  1. 子どもが学校から帰ってくると何かと横槍が入る
    →子どもたちがまだ小学校低学年のため、少しだけ手がかかることもあるのは否めません。
  2. 本社の様子がわからなくて孤独感を感じる
    →最初は、メンバーの名前と顔も一致しないし、誰が何をしているのもわからなくて困惑していました。
  3. 仕事の進め方も手探り状態
    →その場で聞けばすぐわかりそうな暗黙知がいろいろとあり、結局はインターネットの情報をもとに作業を進めていました。

これらのデメリットを克服するよう、できることは自分で、ときに代表の前田と相談しながら改善していっています。

工夫したこと、してもらったこと

ヘッドホンで集中できる環境づくり

仕事中はBluetoothヘッドホンを使用しています。ヘッドホンをつけている間は「ママはまだ仕事中」というマークになり、わかりやすいアピールになります。ちなみに、マイクも内蔵されているので、オンライン英会話受講時や週一回のビデオミーティングの際もこれが役に立ちます。




愛用のBluetoothヘッドホン

チャットでコミュニケーションが捗る

「本社の様子がわからない」点については、社内で使用しているチャットツールに出勤時、退勤時、各人に一言書き込むようにしてもらいました。すると、「今日も暑くなりそうですね」など、単純な「おはようございます」「お疲れ様でした」以外のプラスアルファの声も聞かれるようになり、コミュニケーションが捗っているのを感じます。インフォーマルコミュニケーションも大事なのだな、と改めて気付かされました。




チャットはAtlassian社の「Stride」を使用
ビデオミーティングもできて便利です

Redmineに足跡を残す

ファーエンドテクノロジーでの業務は、自社のクラウドサービスである「My Redmine」を使ったチケット駆動で行われています。




MyRedmine上の全社共通プロジェクトの画面

リモートワークでは、まさに「インターネットさえあればどこでも使える」クラウドサービスの利点をフル活用しています。アサインされたタスクはすぐにメールで通知され、チケット上にファイルも共有できます。チケットやWikiに書き込むことで、自分の頑張りをメンバーに見てもらえることがモチベーションにつながっています。またそれと同様に、松江本社のメンバーのアクションも「活動」画面を通して見ることができ、励みになっています。

最初手探りで行っていた定型業務や環境構築の手順については、Wikiに書き留めておくようにしました。

「リモートワークを語る会」に登壇

先日4月7日に、オンライン勉強会「インフラ勉強会」の派生コミュニティである「インフラカフェ」にて開催された、「第2回リモートワークを語る会」にスピーカーとして登壇しました。きっかけは、第1回目の「語る会」のチャットにて島根・神戸間でリモートワークをしていることを明かしたことでした。その時は非常に驚かれました。

今回の登壇では、実際にリモートワークをしている人の生の声を聞くというテーマでしたので、上記に挙げたような自分の作業環境などを紹介しました。

登壇時の資料



20180407_リモートワークとわたし from Kaori Takarabe

ここまでを振り返って、そしてこれから

もうすぐ入社3ヶ月目に突入しようとしていますが、まだ限界突破した!という段階まで仕事にコミットした感覚が持てておらず、歯噛みをしている現状があります。

リモートワークという形態での勤務は、社員への全幅の信頼の上に成り立っていると思っています。よりよく貢献できるよう、これからも改善・研鑽を重ねていきたい所存です。

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