フレックスタイム制を導入しました

3行で言うと…


最近お弁当の卵焼き作りに自信をつけてきた自炊派の田中です。

食事は栄養のバランスが大切です。また、色彩によって食欲が増減しますので見た目も大切です。そのうえ、お弁当には傷みにくく水分の少ない食材や調理を心掛けなければなりません。お弁当を作ってもらっている人は、そんな作り手の苦労を思いやって大切に食べて欲しいものです。

さてバランスと言えば、昨今仕事と私生活をバランス良く充実させることが注目され「ワーク・ライフ・バランス」と呼ばれるようになりました。10年前の2007年に政府が「仕事と生活の調和憲章」を制定してから、官民挙げて積極的に取り組まれています。これまで社員の働き易い会社作りを実践して来た当社ですが、設立から10期目を迎え「ワーク・ライフ・バランス」の実現に向けてより一層本格的な制度導入を行うことにしました。とは言え、人間千差万別で価値観も違えば趣味も違います。

そこで、各人がより自主的に行動できるようになる制度の導入を行うことを優先することにしました。その第一弾が「フレックスタイム制」の導入です。

Q4.フレックスタイム制とは何ですか。|労働政策研究・研修機構(JILPT)
http://www.jil.go.jp/rodoqa/01_jikan/01-Q04.html

フレックスタイム制

当社ではコアタイムを10時から16時とし、フレキシブルタイムを8時30分から10時、16時から18時30分としました。基準の所定労働時間(目安)は1日8時間で、1ヶ月の清算期間における総労働時間は基準値を超えないことを前提に8時間×営業日数となります(20営業日なら8時間×20日で160時間です)。コアタイムとは「必ず出社する時間」で、フレキシブルタイムは「出社(帰社)時間を自由に決められる時間」のことです。つまり、8時30分から18時30分の間でコアタイムに出社していれば、1日8時間を目安に出社と帰社の時間を社員が決められるのです。

また、コアタイムの時間内で私的な理由で外出した場合や1日8時間より短く働いた場合は、他の日を含めてその時間を補うことができます。例えば、「明日」は家事の手伝いがあるから8時30分に出社して16時に帰るとします。休憩時間の1時間を除けば「明日」の労働時間は6時間30分で、目安の8時間より1時間30分少ないです。でも次の日は8時30分から18時30分までで9時間、次の次の日は8時30分から18時までの8時間30分勤務すればトータルして1時間30分多く働いていますので「明日」の1時間30分の不足分を補うことができるというものです。

導入してみて

11月に導入してから約2ヶ月が経過し、活用が進んでいると感じます。

私は個人事業を営んでいますので、平日に打ち合わせをすることがあります。今回のフレックスタイム制のお蔭で、中抜けが気軽にできるのでとても動き易くなったと実感しています。また、町内会の役員や消防団などで活動している人にも動き易い制度です。

列車で通勤している社員は、朝利用する列車を1本遅いものに変更したことで座って通勤できるようになったと話していました。

多くの社員は、朝会社に到着して定時を待たずに仕事を始めたり定時後きりのいいところまで片付けるなどして毎日10分から30分ほど超過分の時間がたまりがちです。時々早帰りして調整する社員が多いのですが、リフレッシュできて良いという意見がありました。

更に、島根県などの「非大都市圏」は通勤手段として自家用車の利用が多いのが特色です。当社も自家用車の利用者が3名いますが、雪の日などは片道2時間近く掛かることがあります。あまり早い時間に出発して凍結した道路で事故に遭っては大変です。フレックスタイムを活用することで、出社時間をずらして危険を回避することも気兼ねなくできるというメリットが生まれました。

フレックスタイム制の課題

「働く時間に本人の意思を反映させて自由度を持たせる」このことは前述しましたように大きなメリットがありますが、次のようなデメリットも存在します。

  1. 本人が自由に出社時間、帰社時間を決められるので予定を組むのが難しい
  2. いつ来ていつ帰るのか分かり辛く勤怠管理が難しい

自由と野放途は違います。今朝は寒かったからとか二日酔いだからとかで10時に出社するなどは、規範意識の問題で制度の趣旨に沿わないです。当社では基準となる8時30分の出社時間と17時30分の帰社時間を変更する場合は、事前に申告をすることにしています。もちろんフレキシブルタイム内であれば設定は自由ですし「許可」や「承認」は不要です。また時間が前後してもペナルティはありません。

今回は「ワーク・ライフ・バランス」の第一弾として導入した「フレックスタイム制」をご案内しましたが、これからもより良いサービスをお客様に提供する為に、社員が満足して働ける環境づくりを進めていきます。

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