3行で言うと…
前田です。
2月に中国深圳の電気街、華強北(ファーチャンペイ)を初めて訪れました。間口が数メートルの小さな業者がたくさん入居しているビルが林立しているエリアで、電子部品からパソコンまでさまざまなものが売られています。1つのビルの中でスマートフォン1台を組み立てるための部品がすべて調達できると言われています。
そのときに買ったものの1つが竹製のワイヤレスチャージャーです。充電対象機器とのケーブル接続が不要な充電器で、Qi規格に対応した機器(iPhone 8、Xなど)などを上に置くだけで充電できます。机を離れるときや戻ったときに充電ケーブルを外したり付けたりしなくてもよくて快適です。
竹製の充電器というのが珍しくて店で見たときから気に入って、ノベルティグッズによいと思っていました。あまりに気に入ったので、帰国してすぐにロゴ入りのチャージャーを作るために動きはじめました。
深圳の電気街では卸売りがメインの店が多く、そういった店では店先に名刺が積まれています。名刺には、日本の「LINE」に相当するメッセージングアプリ「WeChat」のQRコードがたいてい印刷されています。このQRコードをWeChatで読み取れば店の方の連絡先を追加できます。中国ではビジネスの連絡ではWeChatがよく使われているようです。
店で対応してくださった方に対してお礼のメッセージのともに連絡先追加のリクエストを送ると受け入れてもらえたので、早速商品を買いたい旨を伝えました。
WeChatでのやりとりは日本のビジネスメールと違って毎回長い挨拶を書くことなく、短文が中心なので話が早いです。発注も、見積書や注文書のやりとりをすることなく、WeChatで済みました。
今回の注文で一番苦労したのが送金です。先方はWestern Unionという送金業者を指定してきました。日本のWestern Unionの店舗でお金を払い込むと受付番号が発行され、その受付番号を中国のWestern Unionの店舗で伝えると現金を支払ってもらえるという仕組みのようです。
ただ、あいにく松江にはWestern Unionの支店や代理店がありません。セブンイレブンのATMでWestern Unionと提携した海外送金サービスが使えるようですが、残念ながら人民元建てではなくドル建ての送金しかできないとのことでした。
そこで、銀行口座宛に送金することにしたのですが、それも少し苦労しました。会社でメインで使っているネット銀行は海外への振込には対応しておらず、また取引がある地銀は人民元での振込は法人口座宛のみで個人口座宛は受け付けていないことがわかりました。
最終的に、ネットで見つけた海外送金サービス「PayForex」を使って振り込みました。日本の銀行が営業を終了している時間帯でも数分で相手の口座に着金するし、手数料は300円と安価だし、日本の銀行同士の振込よりも安くて便利でした。
とはいえ、PayForexで送金するためにも、先方に本人確認のための資料を用意してもらうなどいろいろ大変でしたが。
実は発注したのが中国の春節の時期で工場が止まっていたので出来上がるのに時間がかかりました。代金の支払いが完了したのは2月20日ですが、サンプルの写真が届いたのは3月に入ってからでした。
3月9日に校了の連絡をして12日に出荷され、注文から約1ヶ月後の3月15日についに会社に到着しました。
気に入った商品にロゴを入れるようお願いしたことで、販促グッズの業者さんのWebサイトではあまり見かけないノベルティグッズを作ることができて満足しています。
AWSなどネット上のサービスを除けば海外から直接調達するのは初めてでしたが、無事取引を終えることができて安心しています。一度店舗を訪れて話をした方が相手だったと言うことと、先方が素人相手に親切に対応してくれたということがスムーズに取引ができた大きな理由だと思います。
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