3行で言うと…
前田です。年に数回、Redmineの勉強会などで講師として呼んでいただきます。発表の機会は、自分が持っている情報を整理する格好の機会となります。また世に流れているRedmine情報の総量をほんのわずか増やすことができるのでRedmineの普及にも貢献でき、大変うれしいことです。しかし、発表のための資料の作成には実は苦労しています。
2018年5月26日に開催されたredmine.tokyo 第14回勉強会では、外部のツールとの連携について何か話して欲しいというオーダーをいただいていたので、RedmineのREST APIを使ったことない人に今後活用してもらえるきっかけになることを願って、プログラミング無しでコマンドラインツールだけでRedmineのAPIを扱う例を紹介しました。
いつもはKeynoteで作るのですが、今回は初めて reveal.js というツールを使ってみました。
reveal.js版:
https://vividtone.github.io/redmine-tokyo-slide-20180526/
SlideShare版 (reveal.jsをPDF化したものをアップロード):
redmine.tokyo 第14回勉強会での発表「Redmineをちょっと便利に! プログラミング無しで使ってみるREST API」の内容は、macOSまたはLinuxの標準コマンドだけでAPIを使ってみるさまざまなサンプルの紹介です。したがって、たくさんのコマンド例が出てきます。そのため、スライド作成ツールにはいつもとは異なる要件が求められました。
以下の要件を満たすツールで利用者が多そうなものを探したところ、reveal.jsを見つけました。オフィシャルサイト自体がreveal.jsで作られていて、reveal.jsのデモを兼ねています。
コマンド例を紹介するので、実際に試してもらうときに簡単にコピー・ペーストしてもらえるような形式で公開したいと考えました。Keynoteの資料をPDFにしてSlideShareに公開した場合、テキストのコピーが簡単ではありません。HTML形式で公開されていればコピーが簡単です。
reveal.js はフォルダを丸ごとWebサーバにデプロイすればそのまま静的webサイトとして公開できます。直前にGitHub Pagesを使って公開した上で発表に臨むことができました。
スライド公開URL:
https://vividtone.github.io/redmine-tokyo-slide-20180526/
今回のスライドではたくさんのコマンド例が含まれます。Keynoteに1つ1つコマンド例を貼り付けてレイアウトを調整をするのは面倒でやってられないと思いました。Markdownなどのマークアップ言語で書くことができると早そうです。
reveal.js だとHTMLまたはMarkdownで書くことができます。ファイル index.html がスライド全体、そして index.html 内の section 要素が1ページに対応します。通常はMarkdownで書いて、レイアウトを少し調整したいときはHTMLで書くという使い分けを同じ資料内で行いました。テキストボックスの位置など細かなレイアウトを気にすることなく、テキストエディタでどんどん書き進めることができました。
コマンド例やJSONの出力例はコシンタックスハイライトで見やすくしたいです。Keynoteでもほかのツールを併用すればできないことはないのですが、手間がかかります。2つや3つならともかく、スライド全体でやるのは勘弁願いたいところです。
reveal.jsの場合は highlight.js によるシンタックスハイライトが自動で行われるので非常に簡単でした。
reveal.jsを使うと細かいレイアウトを気にすることなく、そこそこの見栄えのスライドを手早く作ることができます。また、フォルダをそのままWebサーバにデプロイすれば簡単にインターネットに公開できます。
テキストやコードが主体のスライドを作るときや、時間をかけずに素早く資料を公開したいときなどに便利なツールだと思います。
なお、スライド「Redmineをちょっと便利に! プログラミング無しで使ってみるREST API」のソースコードはGitHubで公開しています。よかったら reveal.js での資料の作り方の参考にしてください。スライドの書き方、スライド全体の初期化設定、既存テーマの微修正 あたりを見てもらうと使い方が把握できると思います。
vividtone/redmine-tokyo-slide-20180526
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