ファーエンドテクノロジーによる2019年1月〜4月のRedmineの開発状況です。 当社エンジニアが日々Redmineの開発協力を行なっている中から、「注目している新機能」、「自分が開発したイチ押し機能」や「開発に取り組んでいる機能」などを中心に、新機能を紹介します。

Redmineは2018年12月にメジャーバージョンアップとなる待望のRedmine4.0.0がリリースされました。2019年1月にはRedmine4.0.1がリリースされ、2月には4.0.2がたて続けにリリースされました。
2019年3月に最新バージョンRedmine4.0.3が公開されRedmineのバージョンアップが続いています。 弊社代表の前田はRedmineの開発メンバーの一員(コミッター)として、世界中から送られてくる開発プログラムのレビューや採用するソースコードの取り込みを行なっています。最新のRedmine4.0.3では、開発されたパッチのほぼすべてをレビュー、コミットするなど関与しました。
現在開発が進められている次期バージョンであるRedmine4.1.0(リリース時期未定)のチケットは、2019年5月28日時点で172件で、そのうち121件が完了しています。 2019年3月、4月に取り込まれたチケットは全体で78件でした。そのうち次期バージョンであるRedmine4.1.0は50件のチケットがコミットされています。
ファーエンドテクノロジーのエンジニアが開発した機能のうち、イチ押しの新機能をご紹介します。
#4502 New date filter operators: tomorrow, next week, next month
期日、開始日、対象バージョンの期日などでチケットの絞り込みを行う際に、「明日」「来週」「来月」などの条件が利用できるようにしました。(Redmine4.1でリリース予定)

#5913 Authors name in from address of email notifications
通知メールのFromヘッダに、通知メールのきっかけのアクションを行った人(例:チケットの作成・更新を行った人)の名前が出るようになりました。メールの一覧から、その更新の重要度や内容が推測できるようになり便利です。Redmine 4.1.0で利用できるようになります。
#6417 Allow collapse/expand in gantt chart
ガントチャートを折りたたむ機能のパッチを開発しました。下図のように ネストされているプロジェクト、バージョン、親チケットの折りたたみ表示 ができるようになります。この機能のパッチは既にRedmine公式サイトに投稿し、次期バージョンのRedmine 4.1.0向けにコミットされています。

当社エンジニアが開発に取り組んでいるRedmineの機能を紹介します。

Wikiページを使って、プロジェクト運用マニュアルや規約集など、内容やフォーマット、文章構造が似通った文書を複数作成したい場合、Wikiページを一度編集モードで開いて、テキストデータをコピーしておき、新たに作成するWikiページの入力画面に貼り付ける操作が必要になります。
この機能では、チケットのコピーと同じように「コピー」ボタンを押すことで簡単に同じ内容のWikiページを複製する操作を実現します。
#3088 Estimated hours field able to hide role based - Redmine
ロールによって予定工数の表示・非表示を可能にします。予定工数は原価の項目なので、利用者によっては見せたくない場合に便利です。2019/4/26にパッチを投稿しています。

#27672 Show selected columns in gantt chart
ガントチャート画面をより便利にするために、選択した項目をガントチャートに列として追加する機能を開発しています。
この機能によってより多くの情報をガントチャートで確認できるようになります。

当社エンジニアが注目している機能をピックアップします。
#3816 Allow pasting screenshots from clipboard
クリップボードに保存した画像データをPCに保存することなく、チケット等に貼り付ける操作を実現しました。
Redmineでは、チケットやWikiに“スクリーンショット“を貼り付けたい場合、クリップボードに保存した画像データを一度(画像ファイルとして)PCに保存してから、ファイル添付機能でアップロードする必要がありました。この機能によりより、ユーザーはスクリーンショットを添付する前後のファイル操作の煩雑さから解放されます。(Redmine 4.1向けにコミット済み)

#27096 Mark non-working days in calendar view
カレンダ一上で、休業日が一目で把握できるようになります。主な開発者はMarius BALTEANU さんで、当社代表の前田も開発に協力した機能です。(Redmine 4.1で導入)

#29482 Query system for Projects page
プロジェクトが表示されるだけだったプロジェクトの一覧画面を、チケット画面などと同じように検索や並び替えが出来るようにするという機能の開発が行われています。(主な開発者はMarius BALTEANU さん)
この機能がリリースされれば、プロジェクト一覧画面がとても使いやすくなるはずです。※ まだリリースされることが決まっていない機能です。


操作性の改善を、公式サイトに寄せられた要望をもとに進めていきたいです。
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