年末調整の今年の変更点と知っておくと申請が少し楽にできること


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あっという間に今年も残り1ヶ月余りとなりました。これからの季節といえば、山陰ではやはりカニですね。特に「親がに」が大好きな田中です。

さて、会社員が避けられない年末のイベントに「年末調整」があります。「年末調整」には多くの方が苦戦しているのではないでしょうか?年に1回のことですから、何を申告すれば良いか忘れてしまいますからね。

私は個人事業主ですので確定申告をしますから年末調整は申告しないのですが、仕事柄取り扱いが長いので今回は申告書に記入する時のちょっとしたポイントをご案内したいと思います。なお、電子申告ではなく書類による申告が対象です。

今年から大きく変わったこと

給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書 という申告書が加わりました。あまりにも長い名称ですので、以下「基礎控除」と呼びます。


給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書

これまでは2種類の申告書があり、扶養家族がいない方は保険控除の提出で済みました。


給与所得者の扶養控除等(異動)申告書

給与所得者の保険料控除申告書

しかし、今年から基礎控除の提出が義務付けられています。義務というのは、自分の収入金額と所得金額を記載する項目があるからです。おそらくほとんどの会社では本人ではなく会社側が記載することになると思います。

また配偶者がいる方は配偶者控除等申告書という項目もあります。こちらは配偶者のお勤め先から今年一年分の給与総額の見込み額を確認することになります。これまでも扶養控除で記載が必要でしたので「あぁアレね」と思い出されるのではないでしょうか。なので扶養控除と二重になっているようですが、配偶者特別控除の額と配偶者控除の額を表を使って自分で判定し申告するのが新しい点です。

基礎控除について私が感じるのは、確定申告に近い内容だということでしょうか。

保険控除で注意すること

生命保険や地震保険など、この1年間に支払った保険料について控除を申請します。自分の加入している保険会社から10月ごろ「支払い証明書」が圧着式のハガキ等で届けられます。この証明書を参考に支払い金額を記入するのですが、保険会社によっては「証明額」と「見込み額」 に分けて記載されていることがあります。保険控除で申告する金額は「見込み額」です。「証明額」ですと1月から9月までの支払額になっています。10月から12月の3ヶ月分を含めた「見込み額」で申告しましょう。

迷った時に役立つ知識

やはり国税庁のホームページで確認するのが一番間違いないです。今年は動画もあるので一層分かり易くなっています。ただ、保険料控除については各保険会社のホームページで確認するのが分かり易いようです。

年末調整がよくわかるページ|国税庁

それでは皆様、今年もよい年の瀬をお過ごしください。


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