前田です。2020年2月にシンガポールに行ってきました。
シンガポールと言えば、アジア各地、オセアニアなどからの海底ケーブルが集まっていることで有名です。シンガポール海峡・マラッカ海峡は日本に原油を輸送するタンカーなど多くの船舶が行き交う海上交通の要衝として知られていますが、世界のインターネットを支える海底ケーブルが集中している場所でもあります。
クラウドサービス「My Redmine」の提供をはじめ日々インターネットに依存して事業を行っている者としては、せっかくシンガポールにいるので、インターネットを支える海底ケーブルの陸揚げ局を探してみることにしました。
海底ケーブルの両端には陸揚げ局という施設があります。ここで海底ケーブルが陸上の通信網に接続されます。
陸揚げ局には、海底ケーブル内の光ファイバーを通じてデータの送受信を行うための光伝送装置のほか、ケーブル監視のための設備やケーブルに電力を供給するための設備などが置かれています。余談ですが海底ケーブルには弱まった光を増幅する中継器が一定間隔ごとに設置されていて、中継器を動作させるための電力も海底ケーブルで送られます。
2020年2月25日の昼過ぎにマーライオンを見た後、陸揚げ局を見に行こうと思い立ちました。
まずは陸揚げ局がどこにあるか調べる必要があります。こういう重要施設はわざわざおおっぴらに情報を公開していることは少ないのでネットでは探しにくいのですが、Google Mapsで「cable landing station」と入力したらそれらしい場所が見つかりました。チャンギ国際空港の近くです。実は日本にいる間に Submarine Cable Map というサイトを見て陸揚げ局の1つがチャンギ地区にあるのは把握していました。Google Mapsは本当に頼りになります。
マーライオンから現地まで地下鉄とバスを乗り継いで1時間少々のようです。
Google Mapsのアプリの指示に従って、マーライオンから地下鉄のRaffles Place駅まで数分歩き、そこから列車でシンガポール東部のTampines駅に向かいました。
Tampines駅で列車を降りたら案内表示を頼りにバス停へ。Google Mapsに言われたとおり37番のバスに乗ります。
バスの中にはドリアン禁止(No Durian)の表示がありました。実はホテルのカードキーにも同じような楕円にギザギザのピクトグラム表示があって何か分かっていなかったのですが、バスの No Durian の表示を見て初めてドリアン禁止の意味だと理解しました。
20分ほど経って目的地のバス停に着きました。一帯は工業地帯のようで、飛行機の機内食を提供する会社の施設などがありました。
数分歩き回って「SINGAPORE CABLE LANDING STATION」と書かれた建物を見つけました。通信会社Singtelの車両が停まっているし、間違いなさそうです。
見学ができるわけではないので、施設近くの道路をうろうろして写真を撮るなどしていました。
赤道直下の日差しの中、歩いている人はほかに誰もいない工業地帯で施設の写真を撮りまくっている人がいたら明らかに不審者です。案の定、陸揚げ局の警備員に声をかけられましたが、「私は日本から来た tourlist です。internet technology と telecommunication に関心があるので cable landing station を見に来ました」と説明したら(多分)納得してもらえました。
陸揚げ局の前に立って、松江のファーエンドテクノロジーからドイツの Planio にアクセスするときにはもしかするとここを通ってるかもしれないな、などと考えていました。建物自体は特に見て面白いものでもありませんが、インターネットを支える施設に近づいて、外観だけでも見ることができたのはよかったです。
仕事をしながら深圳大学に1ヶ月留学してきた記録 中国・深圳大学へ4週間、中国語留学しました。 |
|
AWSクラウドハンズオン講座で講師デビューしました(動画・資料あり) AWSのハンズオン講座で初めて講師を務めました。 |
|
スマホをWi-Fi中継機にして自宅のネット環境が快適になった話 テザリングの機能でスマホをWi-Fi中継機として使用して、自宅のネット環境が快適になりました。 |
|
動画編集初心者がAdobe Premiere Proで卒業ムービーを作った Adobe Premiere Proで写真のスライドショーを少し華やかにするためのちょっとしたテクニックの紹介。 |
|
RubyとGoogle Cloud Vision APIで光学式文字認識(OCR)を試してみました 画像から文字の位置情報や、ランドマークの位置情報なども取得できるので色々なことに応用できそうです。 |
入門Redmine 第6版 出版記念セミナー「Redmine 8年分の新機能ふりかえり」【2024/4/18開催】 入門Redmine 第6版(2024年3月23日発売)に掲載された新機能に関する内容を執筆者・監修者が紹介します。 |
|
My Redmine 初回ご契約で「入門Redmine 第6版」プレゼントのお知らせ Redmineのクラウドサービス「My Redmine」を初めてご契約いただいたお客様にRedmine解説書「入門Redmine 第6版」を進呈いたします。 |
|
2024年度ブランドパートナーに島根県在住のモデル ユイさんを継続起用 ユイさん(モデルスタジオミューズ所属)をファーエンドテクノロジーの2024年度ブランドパートナーとして継続して起用します。 |
|
My Redmine スタンダードプランおよびAdminサポートデスクプランの料金改定のお知らせ【2024年4月ご利用分より】 2024年4月ご利用分より、My Redmine スタンダードプラン(民間企業・個人向け及び官公庁向け)とAdminサポートデスクプランの料金を改定いたします。 |
|
Redmineの最新情報をメールでお知らせする「Redmine News」配信中 新バージョンやセキュリティ修正のリリース情報、そのほか最新情報を迅速にお届け |