前回ブログを投稿したのが昨年の7月28日でしたから、ほぼ半年ぶりの田中です。通常のペースですと概ね3ヶ月に一度順番が回ってくるのですが、昨年8月24日に心臓に疾患が見つかって緊急入院。8月31日に開胸手術を受け9月29日に退院するという個人史上の重大事件がありまして、かなり長く間が空きました。おかげさまで現在では順調に回復しております。
今回のブログは、退院後の健康管理にスマートウォッチを活用しているお話です。
さて、私が罹患したのは「感染性心内膜炎」という血液中に侵入した細菌が心臓の弁で増殖する病気でした。増殖した細菌は、取り付いた弁を侵食して破壊したり、小さな塊が血流に乗って全身の至る所に散ります。血流で運ばれた菌は、脳などの細い血管を詰まらせて血流障害を起こしたり動脈閉塞を起こします。また、心臓の弁を侵食している本隊の菌は、弁の閉鎖不全を起こして心不全を起こします。
ご参考:感染性心内膜炎について
https://www.kansensho.or.jp/ref/d10.html
私が感じていた自覚症状は、激しい疲労感や寝汗でしたが、朝になると熱は下がり「加齢で疲れているのだろう」くらいにしか考えていませんでした。また下肢静脈瘤という軽い足の血管の病気の治療中でしたので、それも疲労感の原因だろうと考えていました。
なかなか発見の難しい病気だそうですが、下肢静脈瘤の治療を担当してくださった松江市立病院の先生が、右手首が突然腫れたのを不審に感じて心エコーを撮って発見してくださいました。右手首の腫れは急性動脈閉塞の可能性が高く、恐らくそのまま放置していたら確実に重症化していたでしょう。松江市立病院から米子市にある鳥取大学医学部附属病院に救急車で運ばれて入院、1週間後に手術を受けて一命を取り留めました。
ただ症状が進んでいて、残念ながら心臓の弁には1cm程度の穴が空いており、人工弁の装着をすることになりました。心臓に人工弁を装着しますと自治体で障害者手帳1級に認定されます。
ご参考:松江市の身体障がい者手帳の申請について
松江市:暮らしのガイド:身体障がい者手帳
手術後4週間の経過観察を経て昨年の9月29日に退院しましたが、人工弁を装着した関係で月に一度は経過観察を受けることになっています。その際に提示するのが「心不全手帳」という、あまり嬉しくない名前の記録簿です。毎日体重と血圧、心拍数を記入し、指定された薬を飲んでいるか、運動しているかを記録しています。2年前から新型コロナの関係で毎朝検温していましたから、特定の時間に体調を計測するのは慣れています。しかし、義務として毎日となると正直面倒に感じます。
そこで、退院前からスマートウォッチを活用しようと考えていました。Apple Watchに代表されるような、ウェアラブル(装着型)デバイスには数年前から興味がありました。しかし、市場に出たばかりで機能や価格の評価も不透明で様子見していたのですが、今回は「健康管理に使う」という大義名分ができましたので血圧測定を優先機能として選定しました。ただし、機能に不満があればすぐに利用をやめようと思っていましたので、予算は1万円程度に設定しました。
私が選んだのはこちらです。
https://www.rakuten.ne.jp/gold/up-tokyo/QS26/
これに専用アプリ「Glory Fit」を組み合わせて使っています。
また体重の測定用にmultifunのスマホ連動体重計を購入しました。専用アプリのFitness U+を利用して、毎朝起床後すぐに記録しています。
スマートウォッチと体重計を使うことによって次の情報を記録することができます。
どちらも中国のメーカー製で、いつもなら「情報管理大丈夫かな?」と躊躇するところですが、昨年5月12日のブログで情報管理の為にスマホを2台持っていることを書いています通り、このデバイスとアプリは金融機関と紐付けていないAndroid端末で運用しています。 見事(?)に目論み達成という感じでしょうか。
過去ブログ:スマートフォン2台持ちになりました
そして想定外でしたが、スマートウォッチで健康管理以外の機能でよく使っているのが「アプリ通知」と「アラーム機能」です。
アプリ通知は、LINEに通知が入ったらデバイスがバイブするように設定しています。基本的にLINEを使うのは限定的であり、金融機関と紐付けていないスマホで運用している関係でほとんど使うことがないので着信があっても見逃すことが多かった(ほぼ翌日に気が付く程度)でしたが、今ではすぐに着信に対応できるようになりました。
アラーム機能は、リモートワークが多くなり、ネットで打ち合わせをする機会が増えましたが、仕事などで集中しているとついつい約束の時間を過ぎることがありました。
リアルな打ち合わせだと会議前に声を掛けてもらえますが、ネットだと私だけ「うっかり遅刻」で参加できないこともあります。そこで、打ち合わせの時間を設定しておくことでPCの画面を切り替えて打ち合わせに参加するようにしましたので「うっかり遅刻」がなくなりました。
スマートウォッチで計測される数値は専門器具と同時使用で差を測定しましたが「血圧以外は僅差」でした。ただ血圧は上下共に30近い誤差がありますので「いつもと大幅に違う数値が出たら病院に行く」という目安で使うしかないです。なお、記録時には修正して記入しています。
想定以上に便利であることが分かったウェアラブル。是非とも金融機関情報の入っているiPhoneにApple Watchをリンクさせたい!と思うのですが、今の私は左腕にG-SHOCK(腕時計)、右腕にFMN Q26(Android版スマートウォッチ) が装着されており、これ以上装着するのはさすがに問題があります。手首がもう一杯だからといって足首、ましてや首に巻くわけにもいかず、早く懐中時計タイプが発売されないものかと思っています。
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