社員が増えてブログ担当の周期が長くなりましたが、前回の私のブログは梅雨のころでした。そして今年も暑かった夏を越えて担当が回ってきましたが、まだまだ暑い日が続きます。予報ではそろそろ一段落しそうで、電車+徒歩通勤の私はほっと一息というところです。
最近このブログでは中国語圏の話題が多いのですが、続いて今回は台湾の話です!
8/17,18に台北で開催されたCOSCUP2019に参加してきました。
COSCUP 2019, Conference for Open Source Coders, Users, and Promoters
日本国内でもオープンソースソフトウェアに関するセミナー・展示のイベントはオープンソースカンファレンスを始め多数開催されています。COSCUPは台湾でも開催されるオープンソースソフトウェアのイベントで台湾では最大規模のイベントとなります。
COSCUPの語源は Conference for Open Source Coders,Users & Promoters の略のようです。
来年のイベント出展のための視察が今回の目的となります。そもそものきっかけは、弊社の社員が香港で開催されたオープンソースイベントのHKOSConに参加した際に、主催の方に「台湾のCOSCUPは盛り上がっているよ」というようなお話をいただきCOSCUPの存在を知りました。私自身初めての台湾でしたので街の雰囲気を感じることも含めて訪問しました。
COSCUPの盛り上がりは参加前から感じました。一般向け参加申込みが7/10 20:00(現地時間。日本時間で21:00)から始まりましたが、1200の枠は10分あまりで売り切れになりました。
なおこのチケット申込は現地の参加者向けのもので、国外からの参加申込みについては事前に申し込むことで優先枠があります。またOSSのコミッターの方々にも同様の優先枠がありますので、対象の方はそういった制度を利用して取得するのが良いかと思います。
開催会場は台北市内にある台灣科技大學の國際大樓(日本語的に書くと「台湾科技大学の国際棟」ですかね?)です。MRTの最寄りの駅は公館駅で、建築当時世界一の高さの建物であった台北101まであと1kmちょっとというところです(残念ながら今回は行けず)。
会場の台灣科技大學
開催当日は入口の前に受け付けのスタッフがいらっしゃり、参加チケットのチェックをしていらっしゃいました。街の気楽な雰囲気と違い厳重な感じにびっくりしました。
國際大樓の1FメインホールはTitanium SponsorやDiamond Sponsorの企業出展のブースがならんでました。
Titanium SponsorやDiamond Sponsorの企業ブース
その他のスポンサー企業は同じ1Fの展示室にて拡販や求人に向けた活動をしていらっしゃいました。企業展示が行われている場所では軽食がスポンサー企業により提供されていました。
その他のスポンサー企業ブース
参加者層ですが玄人っぽい方もいらっしゃるのですが、会場が大学だからか若い方が大半で学生さんも多数いらっしゃいました。スタッフの方々の多くは学生さんのような気がしました(私の感想です)。
会場にはJob Boardもあり求人活動にも力が入っているのかもしれないです。
2F、3Fに上がるとコミュニティブースが並びます。企業ブースにしてもコミュニティブースにしても雰囲気は日本のオープンソースカンファレンスとそれほど大きな差は無いと感じます。
コミュニティブース
どのブースも人だかりで熱気がすごいです。館内は空調も動いてますが大きく開け放しているためあまり冷房も効かず、人の多さも相まってとても暑いです。当日朝から2リットルぐらいミネラルウォーターを飲んだのですが、ほとんど汗に変わったような感じでした。ただしここ数年、日本の夏もとても暑くなってますので日本にいても同じなのかもしれないですね。
1日目はそんな感じで展示ブースを中心に見て回りました。
2日目は日本人のトラックがあるのでそれを聴講することにしました。前日の反省を活かし、大量のミネラルウォータと着替えを持って会場に行きました。が、朝になって会場の電源のトラブルが発生したそうで会場移動となりました。
同大学内の研揚大樓という研修室(講義室)が並ぶ建物になりました。各部屋のドアを開け放つことができないため開放的な雰囲気は無くなって残念でしたが、その分空調は効いていて暑さはしのげました。しかしその冷房の温度や風力設定が半端なく、私にはとても寒く感じ何かを羽織らなければ耐えれない状況でした。幸い着替えを持ってきてたのでそれを腕に通して夕方まで過ごしました。地下鉄でも同じような感覚を感じました。暑い台湾ですが、冷房の設定は強めなので羽織るものを携行した方がよさそうです。
COSCUP2019ではセミナー等のセッションが14トラック(最大時、ハッカソンセッションなども含む)行われていました。2日目に日本人講演者セッションが OSC(OSPN) Special Track として1トラック設けられてました。
サイバートラスト株式会社の大村尚弘さんが中心となり今回の日本人トラックを組まれたそうです。大村さんとLIbreOffice日本語チームの榎真治さんには今回の参加では本当にお世話になりました。
榎真治さん(左)と大村尚弘さん(右)
日本人トラックですが、ほとんどのセッションは英語でのご講演で現地の参加者から(英語で)質問も多数あり、自分も英語力をつけなきゃなと改めて感じました。
3泊4日の滞在でしたが、初日と最終日は移動日でしたので実際に台北で過ごしたのは2日間でした。滞在時間のほとんどはCOSCUPに参加していたのであまり観光にはいけませんでした。なんとか時間を作って訪れたのは 士林夜市 と 八徳路電気街 です。どちらも有名な場所なので駅を降りて人の流れについて行けばたどり付くことができます。
士林夜市は面白かったです!MRTの最寄り駅は士林駅ではなく劍潭駅になります。飲食系の店(屋台も含む)が大半ですが、衣料店やスマホグッズ、雑貨などなど何でもありそうです。射的などのゲームのお店などもあり、人の多さもあったお祭りのような雰囲気です。日本人観光客も多いようで周囲から日本語が聞こえることもけっこうありました。菓子のお土産も空港より安く買えそうです。
MRTの最寄り駅は忠孝新生駅です。八徳路電気街は2,30年前の秋葉原そのものという雰囲気です(当然扱われている商品は違います)。中古PCショップやパーツショップが多数建ち並び人々の往来も多数あるのですが、街の一角に 光華商場 ・ 三創生活園区 という二つのビルがあり多くの人々はこのビルに向かって歩いていました。
光華商場は1Fはフードコートで2Fより上層階は電器店などが入居しています。多くはPCのパーツショップやスマホのアクセサリーなどのショップでビルの外で見かけた店舗がココに集まった感じです。フードコートも含め全体的に庶民的な雰囲気です。
隣にある三創生活園区は光華商場より高い建物でPCやスマートホンなどのメーカー直営点が入居しています。三創生活園区の外観はとても前衛的なデザインでビル内もおしゃれな雰囲気があり光華商場と並んで建っていますが、まったく雰囲気のことなる空間です。(悪天候で残念ながら写真を撮ってません。またビル内も撮影行為が怪しまれそうな感じでしたので写真がありません。ごめんなさい。)
春に行った中国・深圳の商業ビルはどちらかというとバイヤーなど大量に購入される方向けのお店といった感じでしたが、台北のこの二つのビルはコンシューマー向けのお店でした。電車賃や食事は安いのですが、正直なところ電器製品などはそれほど安いとは感じませんでした。物価自体それほど日本と違いは無いのでしょうね。
台北は世界最大級のコンピュータ展示会COMPUTEX TAIPEIが開催される地でもあり、(個人的には)PCのマザーボードといえば台湾製というイメージがあります。セキュリティカンファレンスのHITCONも毎年開催されますし、COSCUPの盛り上がりも含め台湾は間違いなくIT先進国でした。
次回台湾に訪問する際は観光する時間を確保してもっと街の雰囲気を感じることができればと考えています。
若い方々はびっくりされるかもしれないのですが、その昔旅行と言えば旅行代理店で移動の切符や宿の手配を行うのが普通でした。特に海外旅行といえば一般的には個人が直接手配するものでは無かったです。現在も同じように手配をお願いすることもできるのですが、今回私は飛行機の手配および宿の手配はインターネットを使用して自分で手配をしました。(ちなみに付け加えると台湾への入国手続も事前にインターネットで行いました。) 今ではインターネットを使用して自分で手配するのは一般的なスタイルの一つだと思われます。改めてそういう時代になったのだなと感じました。
台湾はLCCの利用で国内旅行より旅費が安く抑えれる場合がありますし、飛行時間も比較的短いので気軽に出かけることができます。また観光客にとても優しく親しみやすい街で、使い易いスマホアプリが使えることもあり全く迷うことなく過ごすことができました。
来年のCOSCUPには是非出展してみたいと考えています。皆さんも是非参加してみてください。私はCOSCUP関係無く、また台湾行きたいと思ってます。
今回のブログの話題と弊社前田が中国・深圳に語学留学した話題などを共有するイベントを行います。
ご関心をお持ちの方、ご都合の良い方はお気軽にご参加ください。
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