前田です。
2月下旬、東京出張のついでに香港経由でシンガポールに行ってきました。その頃はアジアの国際航空路線の減便が相次いでいたものの、中国さえ避ければ海外に行くのはそれほど問題ではない雰囲気でした。それから2ヶ月、新型コロナウイルス感染症の流行拡大により世界が大きく変わり、今や海外どころか自宅からの外出もなるべく控えるようになってしまいました。
ファーエンドテクノロジーにおいても新型コロナウイルス(以下、SARS-CoV-2)の影響を受けています。現時点の記録として、今回のブログではこれまでの影響や対応を覚えているうちに書き残すことにします。
2月18日・19日に開催された「東京デジタルイノベーション2020」という展示会に出展しました。マスク着用での接客となったり、展示会全体の来場者数が前年より1割余り減少するなどの影響がありました。
開催1日目の18日時点の国内感染者数は73人でした(厚生労働省 報道発表資料)。開催2日目の19日にはダイヤモンド・プリンセス号の乗客の下船が始まりました。
接客を担当するメンバーに対して「東京は危なそうだから念のためマスクをするように」と指示したのですが、後で話を聞くと会場では来場者を含めほとんどの人がマスク着用だったとのことでした。SARS-CoV-2に対する東京と松江の温度差を感じました。
このころ既にマスクが手に入りにくい状態になっていて、展示会で使うマスクはたまたま私の自宅にあった50枚入りの箱を持たせました。
4月13日から3日間に出展予定だった展示会「APPS JAPAN」(アプリジャパン)の中止の連絡がありました。2018年から出展しているAPPS JAPANはファーエンドテクノロジーが出展するものとしては最も大きな展示会で、毎年一番力を入れてきたものでした。
14日にカメラの展示会「CP+2020」(2月27日から開催)、18日に「JAWS DAYS 2020」(3月14日開催)の中止が発表されるなど、2月下旬以降の大型イベントの中止が相次いでいました。少なくとも4月ごろまではイベント開催は難しいかもという雰囲気があったので、APPS JAPANの中止もそれほど意外性はありませんでした。しかし、我々にとっては最も重要な展示会だったので本当に残念でした。
2月27日の国内感染者数は210人でした(厚生労働省 報道発表資料)。また、この日の夕方、全国の小中学校・高校・特別支援学校について、3月2日から春休みまでの臨時休校が要請されました(文部科学省 通知)。
この日、私はシンガポールから帰国して東京に滞在していました。歩く人の8〜9割くらいがマスクをしていて、マスクをしている人が少ない松江とシンガポールの風景になれた私にとっては、ちょっと異様な印象を受けたのをよく覚えています。
実は4月3日に東京でRedmineセミナーを開催予定でした。ファーエンドテクノロジー主催で東京で開催する初めてのセミナーになる予定でした。しかし感染者数が日々増加していて、短期間で収束する可能性は極めて低いと判断し、開催を中止しました。
開催中止を決めた時点で1ヶ月後にイベントがせまっていたのですが、実はこの時点でまだ開催の告知や参加者の募集はしていませんでした。2月中旬からだんだんとイベントの募集をしにくい状況になりつつあり、本当に開催できるか不安が大きかったためです。
3月2日の国内感染者数は268人でした(厚生労働省 報道発表資料)。
感染者の増大を受けてテレワークを行う企業が増えてきていました。テレワークを支援するため、プロジェクト管理ソフトウェア「Redmine」のクラウドサービス「My Redmine」の5月末までの無料提供を発表しました。
My Redmine5月末まで無料提供 新型コロナウイルスの影響によりテレワークを行う企業を支援 | My Redmine
3月5日の国内感染者数は348人でした(厚生労働省 報道発表資料)。
前日の25日、東京都での感染者増加への対応として、小池知事が記者会見を開き3月26日・27日はなるべく自宅で仕事を行うことと週末の外出自粛を呼びかけました。
4月3日に「Redmine/RedMica 無料個別相談会in東京」を開催する予定でしたが中止することとしました。
3月26日の国内感染者数は1364人でした(厚生労働省 報道発表資料)。
My Redmineの5月末までの無料提供を3月5日に発表していましたが、無料提供をもう1ヶ月継続することとし、6月末までの無料提供を発表しました。
My Redmine6月末まで無料提供 新型コロナウイルスの影響によりテレワークを行う企業を支援(第2弾) | My Redmine
4月1日の国内感染者数は2324人でした(厚生労働省 報道発表資料)。
島根県ではまだ感染者は確認されていませんでした。ただ、感染者が見つかるのは時間の問題でだんだんと不安が高まっていたこと、また市中でマスクを買うことが難しい状況が続いていたことから、社員用のマスクを会社で調達することとしました。3月下旬に中国深圳の知人からWeChatでマスクの売り込みがあったときにまとまった数を発注していたのが、この日届きました。
届いたその日に社員には5月末までの業務用として1人1箱配布しました。残りは会社の備蓄として、今後も配布済みの分がなくなる頃に配布します。
この知人は本来はイヤホンやケーブルや充電器などスマホ関連アクセサリを売っていたのですが、世界でマスクの需要が高まっているので今はマスクの輸出もしているそうです。中国ではマスクの供給が潤沢だそうです。
マスクを配布した翌日の9日、島根県で初めての感染者が確認されました(島根県 報道発表資料)。同じく9日の全国の感染者数は5246人でした(厚生労働省 報道発表資料)。
4月6日の週ごろから、全国の商店などでレジエリアに飛沫感染防止用のシートが設置され始めました。これを真似て、ファーエンドテクノロジーでも来客の受付対応を行うエリアに透明のシートを吊しました。翌週には、執務エリアで社員が対面して座る席にも吊しました。
4月14日の国内感染者数は7964人でした(厚生労働省 報道発表資料)。
4月16日、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が全国に拡大され島根県も対象になりました。これを受けて、4月20日(月曜日)以降は事務所以外で行うことが難しい一部業務を除きテレワークを推奨することとしました。この文章を書いている4月30日は、出社しているのは私を含めて4人です。
テレワークではRedmine、Slack(チャット)、Amazone Chime(ビデオ会議)、Skype Meet Now(ビデオ会議)を活用しています。また、お客様の情報を扱うサポート業務では Amazon Workspace(仮想デスクトップ) を利用してセキュリティを高めています。
4月20日の国内感染者数は10974人でした(厚生労働省 報道発表資料)。
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