吉岡です。昨年の2023年10月20日、しまねソフト研究開発センター(以下 ITOC)主催の「AWS活用事例からビジネスと技術を学ぶ ~中の人が語るアーキテクチャとその裏側~」というイベントが開催されました。
私は企画段階から関わらせていただく機会をいただきましたので、今回はその内容について共有したいと思います。
ITOCのイベントページ:「AWS活用事例からビジネスと技術を学ぶ ~中の人が語るアーキテクチャとその裏側~」
このイベントでは、2つのセミナーセッションと1つのパネルディスカッションが行われました。
AWSで実現する進化するWEBサービス(SaaS)の裏話
ファーエンドテクノロジー株式会社 吉岡 隆行氏
受託ビジネスとAWS ~データセンタの全面クラウド移行~
株式会社シーズ 原口 秀人氏
私はセッション1で、「AWSで実現する進化するWEBサービス(SaaS)の裏話」と題し、当社が提供するプロジェクト管理のクラウドサービス「My Redmine」の環境構築における技術選定(AWSの採用理由)から運用に至るまでのプロセスをビジネス上の判断も含めて詳細に説明しました。
発表資料(吉岡):「AWSで実現する進化するWEBサービス(SaaS)の裏話」
二つ目のセッション2では、原口氏が「受託ビジネスとAWS ~データセンターの全面クラウド移行~」というテーマで、受託ビジネスにおけるAWSの活用について話しました。
この発表を通してパブリッククラウドの技術選定の経緯から、実際にどのようにAWSを利用してWEBサービスとして構築・運用しているかを参加者の皆さんに共有できたと思います。 実際にクラウドを利用するときの参考になれば良いかなと思います。
ファーエンドテクノロジー株式会社 吉岡 隆行氏
株式会社シーズ 原口 秀人氏
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 塩飽 展弘氏
このセッションでは、私と原口氏がパネリストとして参加し、AWS SA(ソリューションアーキテクト)の塩飽氏がモデレーターを務めました。
テーマはコンテナオーケストレーション(ECS vs EKS)、SaaS/受託ビジネスに特有のアーキテクチャの考慮点、クラウドネイティブな運用、AWS Gravitonへの移行についてでした。それぞれの詳細については割愛させていただきますが、AWSをどのようにビジネスに統合し、運用効率を向上させるかについて、様々な視点から議論がなされ非常に良い知見を共有できました。
さらに参加者からの質問と回答のセッションも活発で、AWSの最新機能や利用ケース(ベストプラクティスの適用方法)に関する質問もありました。これらの質問に対して、パネリストやモデレーターから、実際の経験に基づく具体的な答えやケーススタディが提供され、参加者は具体的な知識を得ることがでたのではないかと思います。
個人的に印象深かったのが、私と原口氏はビジネス背景は異なるものの、同じようなAWSサービス(アーキテクチャ)を選択している点(両者ともEKSではなくECSを選択)が興味深いと感じました。AWSを利用してWEBサービスを展開しようと考えた時にAWSが推奨するベストプラクティスを意識して設計をすると、似たようなアーキテクチャになることを改めて実感しています。
このイベントの企画は、技術者とビジネス関係者の双方にAWS(パブリッククラウド)の利用価値を伝えることを目的としていました。 AWSを利用したインフラ構築の実例を基に、技術的側面とビジネスの視点を統合したコンテンツを提供することで、エンジニアだけでなくビジネス担当者にもクラウドの可能性を理解してもらえたのではないかと思います。
さらに、今回はAWSのソリューションアーキテクトの塩飽氏にもご協力いただき、より現実的かつ実践的な知見の共有ができるイベントになりました。イベントに関わる機会を提供していただいたITOC様、ご協力いただいた、塩飽氏、原口氏にはこの場をお借りしてお礼を申し上げます。
以上、イベントの報告でした。今年も昨年と同じく積極的にセミナー・ハンズオンのイベントを開催し、学びの場を提供することに協力できたらと思います!
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