Intel MacからM3 Macへデータを移行しました


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原田です。今回は会社のパソコンのデータ移行についてお話しします。

パソコンを新しくしました

今まで私はMacBook Pro (15-inch, Intel, 2018)を使用していました。このパソコン(旧Mac)はファーエンドテクノロジー入社時に支給されました。多くの業務で使用しておりパソコンの動作が遅く感じることもなく個人的に不満はありませんが、Intelプロセッサのためarm64の環境(Dockerイメージ)が構築できませんでした。業務でAWSを使用しており利用料(従量課金)の面からarm64(EC2, ECS Fargate, Lambdaなど)の使用を勧められていましたので今回の購入はタイミングが良かったと思います。 今回購入した新MacはMacBook Air (15-inch, M3, 2024)です。

新Mac「このMacについて」

旧Macから新Macにデータ移行

Mac間のデータ移行方法をインターネットで調べるとさまざま見つかりますが、私は(手っ取り早く移行したいので)「移行アシスタントとTime Machineのバックアップ」を使用してデータ移行することにしました。(公式サイト

上記公式サイトの手順にしたがって作業し、(Time Machineからのデータ転送に時間がかかり少し不安になりましたが)アプリ、ファイルのすべて、Wi-Fi設定を含むシステム設定が新Macに移行できました。

データ移行後に新Macで動作確認をしたところ、以下の問題が発生しました。

Google日本語入力を復活させる

インターネットで同様の事象を調べたところ、 Google日本語入力 が原因らしいとの書き込みを見つけました。

Rosettaが未インストールであることが原因と判断しましたが、

できることが1つしかないのでセーフモード起動を実施しました。セーフモードでGoogle日本語入力の起動が無効化されキー入力ができてログインできました。

セーフモードの確認「システム設定 > 一般 > システムレポート」

その後「Google日本語入力環境設定」を起動したところ、Rosettaのインストール画面が表示されましたのでインストールを実施しました。Rosettaインストール後、PCを再起動しログイン画面でキー入力ができることを確認しました。

IntelアプリはAppleシリコン版に入れ替えましょう

上記のGoogle日本語入力はIntelアプリでAppleシリコン版は存在しないのでRosettaを介して使用しなければいけませんが、Appleシリコン版が存在するアプリは入れ替えましょう。

HomeBrewのインストール済パッケージをAppleシリコン版に入れ替えましょう

アプリにはHomeBrew(brew)でインストールする各種パッケージ(ライブラリ)に依存するものが多数あります。もしパッケージがIntel(x86_64)版のままだと、Appleシリコン(arm64)版のアプリをインストールしようとしてもIntel版でインストールされます。(当初なぜだろうと考え込んでしまいました)

まずはHomeBrewのインストール済パッケージをAppleシリコン版に入れ替えて、その後アプリをAppleシリコン版に入れ替えましょう。

大まかな手順(ご利用の環境によっては以下の手順でうまくインストールできないかもしれません)

参考: https://docs.brew.sh/Common-Issues#unintentional-dual-homebrew-installations

移行アシスタントは便利です

今回はIntelからAppleシリコンへの移行なので少し手間取りました。Apple純正の移行アシスタントとTime Machineを使用しましたが、自分が思っていた以上に楽にデータ移行ができました。Appleの公式ページでも紹介されていますので、これが確実な移行方法なんだと納得しました。次のPC交換時には手間取らないようにしたいですね。(次はAppleシリコン同士のデータ移行になると思うので手間取らないはず)

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