Apple Watchをヘルスケア目的以外で活用する


本村です。前回のブログ(ファーエンドテクノロジーに入社しました)でも紹介しましたが、「仕事の通知を確実に手元で受け取りたい」という動機から、じっくり製品を選定する時間もなく、急遽「Apple Watch SE 3」を購入しました。

スマートウォッチといえば、「歩数計」や「心拍数」「睡眠ログ」といったヘルスケア機能の利用を想定されることが多いと思いますが、それ以外の用途においても、実際に使ってみると、とても便利で生活が快適になりました。約5ヶ月の間、Apple Watchをヘルスケア目的以外で活用している具体例をご紹介します。

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導入時の最初の壁:通知が届かないトラブルと解決法

いざ使い始めてみると、最も期待していた「手元での通知」が届かないというトラブルに直面しました。PCには通知が表示されているのに、Apple Watchがまったく振動しないのです。

原因は単純で、私の場合はiPhone側の「設定 > 通知」において、対象アプリの「サウンド」がオフになっていたことでした。「サウンドをオンにするとiPhoneから音が鳴るのでは?」と考えオフにしていたのですが、オンにしたところ、無事に振動するようになりました。調べてみると、iPhoneがロック中またはスリープ中で、Apple Watchがロックされていない場合はApple Watch側に通知され、iPhoneには通知されない仕様でした。そのため、iPhoneから音が鳴ることもありませんでした。

Slackアプリ

仕事の通知を受けることが目的でしたが、実はプライベートでも役に立っています。帰宅時は徒歩で帰ることが多いのですが、以前は通話やメッセージが届いても気づけませんでした。しかし、手首の振動であればほぼ確実に気づけるため、「気づかなかったよ!」ということがなくなりました。

日常を快適にするスマートな活用シーン

ヘルスケア機能を使わなくても、Apple Watchは日常の利便性を大きく底上げしてくれました。

1. キャッシュレス機能

元々キャッシュレス派でしたが、Apple WatchはiPhoneよりもApple Payの利用が簡単です。サイドボタンを2回押して手首をかざすだけです。

また、対応しているQRコード決済も多く、ワンタップで利用できます。通勤時のバスも手首をかざしSuicaで乗り降りできます。iPhoneで困っていたわけではありませんが、とても快適になりました。

2. 移動時の工夫:バスの到着確認

出勤は基本的にバスです。松江市には「バスナビ」というサービスがあり、どのくらい待つとバス停にバスが到着するのか分かり便利です。一方で少し驚いたのが、Apple Watchにはウェブブラウザアプリがなく、そのままではバスナビが使えなかったことです。

そこで私は、iPhoneの「ショートカット」アプリを活用しています。特定のURLを開くショートカットを作成しておくと、対応しているショートカットであればApple Watchから実行できます。さらに、スマートスタックから呼び出せるようにしておけば、ダブルタップ(親指と人差し指を2回合わせる操作)でバスナビの画面を確認できます。

3. オフラインSiriの利便性

Apple Watch SE 3はオフライン環境でもSiriが利用できます(できることに制限はあります)。iPhoneを持たずに出かけた時などに、声だけでちょっとした操作ができる場面があり、地味に快適です。

一手間かけた快適性へのこだわり:コンプリケーション×オートメーション

Apple Watchの文字盤には「コンプリケーション」と呼ばれる、アプリや情報を配置できる機能があります。しかし、平日(仕事)と休日(プライベート)では見たい情報や機能に違いがあります。そして、コンプリケーションには配置できる数に限りがあるため、欲しいコンプリケーションの全てを文字盤に配置することはできませんでした。

そこで、平日と休日で文字盤を切り替えることで、利用できるコンプリケーションを変更しています。この作業を手動で行うのは面倒なため、iPhoneの「ショートカット」アプリ内にある「オートメーション」機能を用いています。何もしなくても文字盤が切り替わっているため快適です。

Appleエコシステムの快適性:集中モード

仕事中は、緊急連絡以外のプライベートな通知を遮断するため、iPhone側で「仕事」という集中モードを作成し、業務に関係のない通知をオフにしています。この集中モードの切り替えも自動化できます。位置情報をトリガーに設定し、「ファーエンドテクノロジーに到着したら自動的に『仕事モード』がオンになる」ようにしています。iPhoneが集中モードに入ると、ペアリングされているApple Watchも連動して自動的に集中モードになります。そして、オフィスを出ると自動で解除されるため、手動でのオン・オフの手間は一切ありません。

集中モード

まとめ:購入前に考えるとよいこと

今回は急ぎの必要性から、あまり他社製品と比較検討せずにApple Watch SE 3を購入しましたが、スマートウォッチ市場には他にも良い製品が数多く存在します。

これからスマートウォッチを検討される方は、まずは「自分が本当に解決したい課題(ヘルスケア、通知、決済、特定のアプリ連携など)」を見極めることをおすすめします。もしじっくり選ぶ時間があったら、私も他のデバイスも含めて比較検討したと思います。

しかし、すでにiPhoneをメインスマホとして使っている方であれば、Appleエコシステムはとても快適で、私も結果として満足な買い物となりました。特に、通知を見逃したくない人、iPhoneを取り出す回数を減らしたい人、移動中の決済やちょっとした確認を手元で済ませたい人には、Apple Watchはかなり相性がよいと思います。

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