石原です。7月にRedmineの便利機能を紹介する電子書籍をAmazonで出版しました。初めて電子書籍を作成・出版した手順を振り返りながらまとめてみました。
私はファーエンドテクノロジーが運営しているWebサイト「Redmine.JP Blog」に、毎月連載記事を書いています。今回はこの連載記事で公開しているRedmineの便利機能30個の内容をそのまま電子書籍化しました。
用意するもの
Webサイトの原稿を電子書籍で読めるように修正した点です。
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.main h1 { padding: 0.5em; background: #FCDBD8; border-left: solid 5px #D94A3A; } h2 { border-bottom: solid 3px #D94A3A; }
電子書籍のファイル形式は「ePub」で作りました。原稿はMarkdownで書いて、MarkdownをePubに変換するために「pandoc」を使いました。
pandocをPCにインストールします(数分かかる)。
$ brew install pandocバージョンを確認して、インストールされていることを確認します。
$ pandoc -v
最終的には、以下のコマンドを実行して電子書籍が出来上がりました。
$ pandoc -f markdown -t epub3 book.md -o book.epub --css style.css --toc --toc-depth=1 --epub-cover-image=cover.png
コマンド | 意味 |
---|---|
pandoc -f markdown -t epub3 | MarkdownからePubに変換 |
book.md -o book.epub | 変換前のMarkdownと変換後のePubのファイル名を指定 |
--css style.css | スタイルシートのファイル名を指定 |
--toc --toc-depth=1 | 目次をレベル1まで表示(自動で目次が作成されます) |
--epub-cover-image=cover.png | 表紙画像の指定 |
MacではePubファイルをクリックすると、ブック.appが自動で立ち上がって仕上がりを確認できます。
Amazonで出版する流れです。
出版にあたりたくさんの入力項目があります。以下は調べて入力しました。
すべて入力できたら、「出版する」をクリックします。「レビュー中」というステータスになり、以下が表示されました。
本が提出され、出版前の審査中です。通常は、72 時間以内に審査が完了して出版されます。審査に要する時間は場合により異なりますが、出版に関して必要な権利の確認が必要となる場合は、通常よりも時間がかかることがあります。
このまま72時間待てば出版されると思っていましたが、届いたメールにはWebサイトに載っている内容を出版する権利があることを証明する情報をメールで返信する必要があることが記載されていました。
そこで権利があることを証明するために何を準備すればいいかを尋ねました。
ところが、このメールを送った翌日に出版されたとのメールが届きました。質問への回答はありませんでしたが、無事に出版できました!
「Redmine」を広めるためにAmazonでも出版しました。1冊売れればいいなと思っていたのですが、2ヶ月で80冊売れました。買っていただいた方、ありがとうございます!こんなに買っていただけると思っていなかったので、想定外でとても嬉しいです。仕事で電子書籍を出版する機会をもらえて、新しい経験ができてよかったです。
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